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IT業界に就職するならネットワークスペシャリストを取得しよう

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近年は就職難の時代と言われています。優秀な大学の学生であっても、書類選考の段階であっさりと不合格というケースもよくあります。そこで、就職試験でいかにして戦いを有利に進めていけるかというノウハウが必要になってきます。

まず、就職に有利な資格を取得しておくことが必要です。特に近年は、IT業界の人材が不足しがちであることが深刻になっています。

なぜなら、ITの技術がどんどん進化しているにもかかわらず、システムエンジニアを始めとする技術者のスキルが時代についていけていないということや、過酷な労働のためやめてしまうというようなことも理由としてあげられます。

さて、そんなIT業界に就職するために、有利な資格というのはいくつかありますが、上述した通り、システムエンジニア不足が深刻であるという現状をふまえますと、「ネットワークスペシャリスト」という資格を取得しておくことが就職戦線を有利に展開するための大きな条件であると思います。

ただ、ネットワークスペシャリストは、試験の名称がいろいろと変遷はしてきましたが、昔から合格率が非常に低く、超難関の試験であることは有名です。逆に言えば、それだけの難しい試験であるからこそ、取得することに意義があるのです。

また、職場によっては、資格手当が毎月収入に追加されるなど、取得していて損はありません。 ではここで、ネットワークスペシャリストに合格するための対策について説明しましょう。

短答式試験対策

試験はマークシート方式の短答式の試験が1つと記述式の試験が2つあります。短答式の試験については、参考書を何度も読み返して問題を解く練習をしていれば、合格点に達することはできます。

このときの勉強方法としては、単に、本を読んで問題集で練習をするというだけではなく、実際にサーバーを立てて小さなネットワークを自分で構築されることをお勧めします。

こうして実技で試行錯誤していく経験がその後のキャリアにとって大きな意味を持つようになります。

記述式試験対策

さて難関は記述式の問題です。記述式試験は2つあり、記述式1と記述式2という区別をするなら、最も難しいのは記述式2です。

こちらは問題文も長く、解答も長文が要求されることがあります。記述式1にしろ記述式2にしろ、プロのシステムエンジニアから見れば、ちょっと現実的ではないと思われるような問題もよくあります。

いわゆる「問題のための問題」という問題もよくあります。記述式ですから、解答は必ずしも1つとは限りません。どのように書いても、とらえ方によっては正解とも思えたりもします。

こういう試験の場合は、出題者の意図をよく探って理解することです。つまり、問題作成者がどのような解答を期待しているのか、受験者のどういう力を試そうとしているのかというあたりを考えながら解答するのも1つの方法です。

ネットワークスペシャリストの出題分野

一口にネットワークと言っても、分野は様々です。例えば有線LANのクライアントサーバシステムが得意だからこの試験を受けようと思う人にとっては、そのような問題が出題されればしめたものでしょう。

しかし実際には、LANだけではなくWANに関する問題、あるいは無線LANに関する問題なども出題されたりします。また、IP電話などの問題もあります。

従って、必ずしも、自分の得意分野の問題ばかりとは限りませんので、幅広く学習しておく必要があります。

合格率は毎年平均して10人に1人くらいという超難関の資格試験ですが、それだけにやりがいもありますし、取得することによってかなりのステータスを得ることができます。

まとめ:資格取得の意味を誤解しないこと

勘違いしてはならないのは、IT業界では、排他的業務はありません。この資格を持っていなければ仕事ができないということはありません。

高度の資格を持っているからといっても、業界には資格を持っていない実力者が数え切れないほどいます。

仮に資格を取得したとしても、それだけでは生活していけないということも肝に銘じておくべきでしょう。