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メイクアップアーティスト:りーぜさんのお仕事体験談【某モデル事務所】

体験談20

アナタのお仕事の一日の流れは?

クライアント様から戴くお仕事の条件や期限によっても違いがありますが、一般的なスケジュールとしては、まず、出勤をして後、メイクアップ担当となるチームの中で、その日に行われる仕事に関しての打ち合わせが実施されます。

その際に、各人が当日に担当するモデルの女性の詳細やコンディションについてなどの情報が共有され、場合によっては、比較的手の空く担当となるスタッフが、多忙となる恐れのあるスタッフをフォローする形での仕事内容が提供されます。

撮影開始の時間となると、実際に担当するモデルに対してのメイクアップやメアメイク、衣装あわせなどが行われます。

フォトスタジオとカメラマンを常に手空きにしないようにする為、交互に決められた順序で、或いは臨機応変なタイミングでモデルを撮影に送り出します。

そういった行為が、決められたスケジュールを終えるまでの間続きます。無事に撮影が終わった後、使用した道具などの片付けと、使い切った道具やメイクアップ関連のグッズの確認と発注を行い、その日の仕事は修了となります。

場合によっては、泊まり込みや夜勤となることもありますので、臨機応変な対応が必要となる場面が多々あります

働く中で嬉しかった出来事や、やりがいを感じたポイント

まず、この仕事を担当する上で最大のメリットと呼べるのが、担当するモデルの女性を綺麗にできると言う事。

特に、女性を綺麗にすることによって、その女性が醸し出すことのできる最大の笑顔を見る事が出来る点や、その女性が持つ魅力を更に高めることが出来た事への充実感もひとしおです。

また、モデルの女性にも色々な性格の方がいらっしゃいますが、基本的には皆さん、お互いに満足出来る仕事を行えた際には、非常に感謝して貰えます。

同時に、一つの仕事をやり終えた仲間としての意識も芽生える為、非常に親密な信頼関係を築くことができると言う点も魅力です。

更に、プライベートでも、美容に関しての研鑽を高めることができる為、例えば、コスメや美容で悩んでいる友人に対して的確なアドバイスが出来る等、色々な部分で役立つ点があります。

衝撃的だった事件や一番印象に残っている嫌な思い出

この仕事を行っている点で非常に辛い点の一つが、時間的な束縛が非常に強い点です。

特に、いただく仕事内容によっては、非常に厳しいスケジュールの中で行わなくてはいけないものもありますし、基本的に外での撮影が必要となるものだった場合、時期によっては雨によって雨天中止となってしまう場合がある為、できるだけ晴れた時間帯や日時にまとめて仕事を行わなくてはいけないという問題があります。

ですから、結果として、非常に厳しい過密したスケジュールを行わなくてはいけないという問題があります。

特に、カレンダーに記されているような暦通りの休日や日程を過ごす事はほぼ皆無ですので、いわゆるシフト制や平日休などは当たり前ですし、場合によっては、年末年始の連休も仕事があると言った点が辛い部分となります。

家庭を持っている方や、小さなお子さんを抱えている方にとっては、苦しい局面に立たされる場面があるかも知れません。

これからその仕事に就く方へのアドバイスやメッセージ

メイクアップは、特に女性にとって非常に強い憧れを戴いていた抱く事の多い仕事です。 もちろん、やり甲斐は沢山有りますし、色々な部分で「この仕事に就いて良かった」と心から感じる場面もあります。

ですが、それと同時に、様々な辛い局面やデメリット、苦しい瞬間もあることを把握した上で選んで戴けると幸いです。

大抵の事務所の場合、体験的な就職や研修制度などが設けられている場面が多いですので、興味がありつつも不安を感じる方は、是非こういった制度を利用して、1度体験して戴ければいいのではないかと思います。

また、女性が比較的多い環境での仕事となりますが、見た目の華やかさと違って、非常に肉体的な労働となる場面が多い為、最低限以上の体力や筋力が必要です。

また、職業柄、腰痛などを患う可能性もある為、身体が丈夫な方や、身体を鍛えている方に有利となる場面もあります。