美容師見習い:seiruさんのお仕事体験談【美容室】
アナタのお仕事の一日の流れは?
まず、朝一番にトイレ掃除をしてから、前日に干しておいたタオルの整理をします。
お客様がお見えになったら、注文を聞いて、シャンプー&リンスをして、席まで案内し、行うメニューによって、技術者の方が作業し易い様に、ケープを掛けたり、道具などを総て揃えます。
パーマの場合は1液、2液の準備、カラーの場合はカラー用に道具をセッティングしてフロアに出します。主にシャンプー以外は総て、技術者のアシスタントを行います。汚れていたら床掃除、とにかくフロア全体に注意を払うので大変です。
お昼前には、間を見てお昼の注文を取り、近くのお店に買出しに行きます。お昼休みは20分程度。混んでいる時にはもっと短い時もあります。最後に器具を消毒したり、洗濯したり、やる事は沢山ありました。
働く中で嬉しかった出来事や、やりがいを感じたポイント
美容学校に通うのは、とても楽しかったです。今まで勉強をした事の無い知識が豊富になります。勉強は看護婦さんも勉強するようなものも一部ありますので、日常生活にも役に立ちます。
シャンプーをしていて、お客様が「気持ち良い」と言ってくれるのが、とても嬉しかったです。私はインターン途中にして、腱鞘炎になり、挫折してしまったので、少々残念ですが、続けていたら、もっとヤリガイを見つけられたと思います。
インターンがスムースに動ける事が、お店の中では結構大切なので、あちらこちらに気を配れる様になります。技術者の技を間近で見られる事は楽しいです。
自分がやって貰っているのは見ることは出来ませんし、美容室に行ったとしても、他のお客さんをジロジロ見るわけにはいきませんから。
衝撃的だった事件や一番印象に残っている嫌な思い出
一番辛かったのは、とても踵の高い靴で、一日中立ちっぱなしだった事です。終わる頃には、足はパンパンで、足の先は感覚が無くなってしまう程でした。
私が背が低かったので、仕方が無いのですが、シャンプー台の高さが合わず、更に無理な姿勢でシャンプーを行わなければなりません。背の高い人が心底羨ましかったです。
うちの店はシャンプーに力を入れていたので、日に何十人もシャンプーやお流しをしなくてはならず、腱鞘炎になってしまい仕事を続けるのが困難になってしまいました。
高校を卒業し、美容学校を出てから入店したので、周りは年下が多く、技術者をしている方ですら年下もいましたので、学校を出ていたらこれ位出来て当たり前!というような態度がとても辛かったです。
これからその仕事に就く方へのアドバイスやメッセージ
もしも美容師を目指すなら、なるべく早いうちから、見習いなどで入店し、美容学校に通いながら働くのがベストだと思います。
美容師は学校を出ても、免許を取るまで1年間インターンをしなければなりません。学校で習う授業は楽しいですが、実践的ではありません。
お店ではウイッグ相手に練習しているのとは、全然違います。生徒同士で実技もしますが、お客様相手では緊張感が全然違います。背は低くても大丈夫ですが、背が高い人よりもハンデがあるので努力が必要です。