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生命保険の契約査定:流雲さんのお仕事体験談【外資系生保】

体験談7

アナタのお仕事の一日の流れは?

  • 日本全国から届いた契約書の保険金額ごとの分類
  • オンライン入力内容と契約書類との相違のチェック
  • 申し込み内容についての記入漏れ、金額ミスなどのチェック
  • 前日分の保険証券の不備チェック
  • 契約者からの保険証券上でのクレーム対応(印字ミス、など)

働く中で嬉しかった出来事や、やりがいを感じたポイント

営業が苦労して募集してきた契約書の受付、判断を下す場所であり、最終の完結場所であることから、きわめて重要なポジションであると認識していました。

ひとつのチェックミスが契約者、募集をした営業に迷惑をかけることになり、非常に神経を使う部署でした。日々、気が休まることもない緊張の連続でしたが、営業の頑張りの結果であり、それを引き受ける重要な部署という自負心がありました。

締め切りなど、時間に追われる部署でもありましたが、それだけ充実した対応を送ることができました。

さらに、専門分野でもあり、職人的な知識、経験、それらを体験できます。ゆえに、他社からのスカウトを受けやすい職種でもあることです。つまり、つぶしが効く職種であるということです。

衝撃的だった事件や一番印象に残っている嫌な思い出

引き受け基準外の型の申し込みを断らなければならない時が、最も苦慮するときです。折角の申し込みでありながら、引き受けできない時の営業からのクレーム、お客様からのクレームを対応しなければならないときが、特に大変です。

感情的になっている相手に対し、艦上で押し返すとややこしくなるので、冷静に、沈着に対応しなければならず、これが発生すると、相当なストレスになります。

会社の規定だけではなく、業界全体、監督官庁の規定にも従わなければならず、これを営業、契約者に説明して納得していただくことに神経を使いました。

理論だけではどうにもできない場合もあり、個人的にはなんとか融通きかせてあげたいと思ってもできないジレンマに悩まされました。

これからその仕事に就く方へのアドバイスやメッセージ

個人的な情実は捨て、惑わされずに会社の定めた規定に従うというスタンスを崩さないという事です。

個人的な判断でひとつの例外をつくると、次から次から要求がエスカレートしてくるので、ぐっと我慢して規定に従うべきです。ある意味、機械的な処理を心がけたほうが精神衛生上、よいと考えます。

また、感情的な苦痛を伴うケースも出てくると思いますが、リフレッシュを必ずすることです。スポーツジムに通う、歩く、走るなど、とにかく無心になって身体を使い、頭で何かを考える時間をつくらないようにすることです。

そして、解決できないことは、必ず時間が解決してくれます。解決できないことはない、そう信じて職務を全うすることが肝要です。