自分の価値を高める方法はこれ！即実践可能な派遣の仕事術
派遣で働いている人にとって、自分の生産能力を高めてより価値ある仕事をすることは特に競争の激しいIT系の派遣業などでは欠かせません。こういった努力をしていけるかどうかでよりレベルの高い派遣につけるかどうかが決まってくるのです。
しかし、コツ次第で自分の価値を高めることはそんなに難しいことではありません。そんな自分の価値を上げていけるような仕事術を幾つかご紹介します。
派遣の人にとっての仕事術とは
派遣を長くやってきたという人ならば解るかと思いますが、うまく仕事を回していつも納期に間に合うような仕事をしていたり、職場の雰囲気を向上させるようなメリハリのある働き方をしている派遣の人には仕事術というようなものがあるということです。
こういったものは一朝一夕では自学が難しく長い経験を経て気づいたり、先輩の後ろ姿を見て学び取っていくものなのです。しかし、仕事術のノウハウ自体は誰しもが理解できるもので早く身につけておくことに損はありません。
例えばまず押さえておいて欲しい仕事術が「同時展開法」です。職場に派遣されると色々な仕事が降り掛かってくると思いますが、一つ一つの仕事をこなしていたのではとても生産性の向上は望めません。特に事務系の派遣などでは一つの仕事をするのにいくつかのデッドタイムがあることを押さえておくべきです。
デッドタイムとは上司の承認待ちの時間や先方との調整の時間、会議にかけるまでの時間のことで、仕事が止まってしまうような時間のことです。この時間を多くの人は休憩時間と受け取ったり、歯ぎしりしながら待つわけですが、こういった時間に他の仕事を進めていくことで仕事の回転率を高めることが出来ます。
こういったことはある程度仕事を経験している人は押さえている事項とも言えますが、より生産価値の高い派遣の人はこのデッドタイムの時間を押さえていてどの時間にどういった仕事をやればいいのかといった管理能力が非常に長けているのです。
そのために一人で数人分の働きが出来る人も多く、こういった仕事術はまず身につけなければならないものです。
その他の仕事術とは
同時展開法以外にも是非身につけてもらいたいのが「仕事の切り分け」です。これはどこでどういった仕事をやるのかを仕事ごとに分けることで、これが身についているかいないかはその仕事ぶりを見れば一目瞭然です。
具体的には2つの案件を抱えていたら、それを案件ごとに考えるのではなく、会社でできる仕事、家で出来る仕事、通勤途中などに頭のなかで出来る仕事といった風に区切って考えることで、より生産性を高める技術です。
会社にいる時間というものは長いようで短いものであり、特に仕事の進展を左右するクリティカルな人間、例えば上司や時折にしかやってこないお得意先のひとなどとの交渉を会社にいる時間の仕事のメインターゲットとするべきです。
それ以外の個人でできることや頭のなかで考えるだけの企画や構想といった段階は全て会社以外の場所で済ませてしまえればこれほど早い仕事の進め方はありません。
これは特にエクゼクティブクラスの人が行う仕事術で、効果が高いものなので是非試してほしいものです。特に家や頭の中で考えるだけで済む仕事というのは決して会社でやったからといって生産性があがるというわけではありません。
むしろ逆で、会社でやると瑣末なことに気が行ったり、電話の音や口論の音などで逆に気をそがれるといったことが往々にしてあるのです。リラックスした雰囲気でやるというのが脳医学の面から言っても仕事をやるベストな環境なのです。
そのために家や通勤途中にやった仕事のほうが生産性が上がる傾向にあり、また自分の時間を使っている意識も手伝ってより納期に対する意識が明確になるのです。そのため働かされているという感覚もありません。これが社外で仕事をするメリットです。
こういったことを踏まえて仕事を分けていけば逆に会社でやるような仕事は殆どなくなるというようなことにもなります。それほどあなたの評価が上がるわけですから、より生産性のある仕事を任されて更にあなたの価値が上がっていくわけです。
仕事術を実践する心構えとは
こういった仕事術を実践する上で押さえておいて欲しいのはこういった仕事術は他人からの批判の矛先にもなりうるのです。人とは違った働き方や生産性の高いことをするわけですから、僻みややっかみ、時には妨害さえあります。
こういったことに屈したり、迎合していては決して生産性の高い派遣にはなれません。いつまでも正社員の下の評価に甘んじるしかないのです。そういうこともあって自分の主張を押し通す心構えが仕事術を実践するうえでは大事になってくるのです。
正社員からの批判が特に多いでしょうが、正社員は何をしていなくても仕事があるのです。それに対して派遣は自分の働き方次第でどこまでも上に上がっていけるものです。そのために働き方の考え方が違うわけでこういった点を理解しておく必要があります。
いずれにせよこういった仕事術はあなたの出世や評価を助けるものであり、利用して損はありません。是非有効活用して見てください。
