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就活面接時には忘れてはならない4つのマナーがあった!

就活面接時には忘れてはならない4つのマナーがあった!

はじめに、新卒の学生にとって就職活動(以下就活)は人生の大きな方向性を決めるという意味でとても大切です。希望する会社に入れるか否か、合否の差は案外小さなことの積み重ねなのかも知れません。

私も実際に面接官として学生として対面した時に、この学生が内定を取れるかどうかが直ぐ分かるものです。その小さな差は面接時におけるマナーです。

今回押さえておくべき4つのマナーについて考えてみましょう。

入退出時には礼儀をわきまえよう!

入室時には必ずノックをしてから入りましょう。ノックの後に面接官が「どうぞ」と言われてから入ることが大切です。これは面接官に対する礼儀です。

面接官ですから当然面接者が来ることを知っており、エントリーシート等の準備もしています。しかし、入室時に予告なしにいきなり入った場合はどうでしょう。心の準備がまだ完全ではなかった面接官には少なからず心象はよくありません。

ノックをする事は面接者・面接官の双方が心の準備をする上での必要な儀式だと思ってください。

次に入室後、即一礼をして、出身校と名前を名乗りましょう。これは面接官にとって入室してきたものが何者かを知る上で非常に重要です。用意されたエントリーシートと同じ人物かどうか面接官も確認出来るでしょう。これも面接官に対する礼儀です。

面接終了後も気を抜いてはいけません。面接官は僅かな差で合否を分けるので、あなたの落ち度を探そうとします。

ドアの一歩手前まで来たら振り返り、 「本日はお忙しい中お時間を頂き、本当にありがとうございました。」と告げましょう。そして、最後にドアを閉める際に「失礼しました」と一礼をします。

心理学にピークエンド効果というものがあります。この効果を考えれば、最後の瞬間まで礼儀を尽くしたあなたの態度は高く評価されるでしょう。

他人がやっていなければ尚チャンスです。この程度の僅かな差で内定が取れるならば、やらない手はありません。

着席は指定があってから行おう!

入室後大抵の場合は、面接者が着席する椅子が用意されています。ここで面接者が他にいる場合に、誰かが座ったからといってつられて勝手に座ってはいけません。必ず面接官は「ご着席ください」と言います。それまで待ちましょう。

もし何も言わない場合には、「着席しても宜しいでしょうか?」と必ず聞きましょう。勝手に座るといううことは面接官に対して、対等な立場にいることを相手に暗黙の内に伝えることになります。

表向きは対等な関係なはずですが、採用を決める人と採用を求める人が対等な関係なはずがありません。あくまでも面接者は下の立場に居ると心得るべきです。

その為に、着席するときも必ず許可をもらいましょう。許可をもらうことで、面接官に対して自分の立場を十分に心得ていることをアピールすることが出来ます。結局これも面接官に対する礼儀に含まれます。

質問で聞かれたことにきちんと答えよう!

面接は面接官と面接者の言葉のキャッチボールです。たまにいる面接者として、たくさん話したほうが良いと考え、聞かれてもいないことをダラダラと話す人がいますがこれは面接官に非常に悪い印象を与えます。聞かれたことだけをきちんと答えましょう。

その答えに興味があれば、面接官が次々とその質問に関して質問をしてきます。そこで初めて詳細を述べれば良いのです。はじめの質問の段階で事細かに説明する必要はありません。

一方、難しいの例として

面接官「学生時代に○○に力を入れていたんですね?」 面接者「はい。」

これではいけません、確かに質問には回答していますが次に繋がりません。質問に答えつつも+αの情報を付けてあげましょう。会社によりますが、面接官は面接前に聞く内容を事細かに準備していません。面接をしながら、その回答に対して質問を加える形態を取るのが通常です。

その為に先の例では、

面接者「はい。○○は大学時代からはじめ卒業前には△△の役割をしていました。」

程度の回答が望ましいです。こうすると、面接官は次に「△△とはどんな役割か?」「△△で具体的にどんなことをやたのか?」などの質問をする事ができます。少し難しいですが、面接官が次の質問をし易い様な情報をプラスしてあげると心象はずっと良くなります。

わかり易く、大きくはっきりとした声で答えよう!

どんなに的確に答えても面接官が聞き取れない声では駄目です。当然怒鳴るような大声は例外です。ではなぜ声が小さくなるのでしょうか?答えは自分と自分の回答に自信がないからです。

ここは非常に大切なことですが、面接で聞かれる質問は以下の2つしかありません。

  • 「これまでに何をやってきたのか (自己紹介など/過去に関する質問)」
  • 「これから何をしたいのか (志望動機など/未来に関する質問)」

つまり「過去の自分」と「未来の自分」についてしか聞かれないのです。

すなわちこの2つの内容について様々な角度で考え抜けば、答えられない質問は理論上ありえません。言葉上、答えるのが難しい質問をしているように見えることもありますが、必ずこのどちらかに属します。ですからこの2つについて徹底的に考えぬいて下さい。

何を聞かれても答えられるようにこの2点を掘り下げてください。そうすれば答えを準備した過程は自分と自分の回答に自信を持たせてくれるはずです。

以上を纏めると以下のようになります。

  • 入退出時には礼儀をわきまえよう
  • 着席は指定があってから行おう
  • 質問で聞かれたことにきちんと答えよう
  • わかり易く、大きくはっきりとした声で答えよう

この4点を抑えて頂ければあなたの内定まで間違いなく大きく前進するはずです。最初に少し書きましたが面接官も他の面接者も同じ人間です。面接でそれほど大きな差がつくことは考えられません。上記で述べた様な小さな差の積み重ねが結果の差となって表れます。

あなたは当たり前のことだと笑いますか?それとも出来ていない部分を真剣に直しますか?その取り組みの差が最後には大きな違いになります。