• RSS

転職に伴い現職を退職!トラブルを回避する4つの方法!

転職に伴い現職を退職!トラブルを回避する4つの方法!

人材の流動化と共にキャリアアップの目的で転職する人がいます。又、現職に何らかの不満があり新し職場を求めて転職する人がいます。どのような理由にせよ退職時にはきちんとした対応が必要になります。

自分が去るか会社だからといって、ぞんざいに扱うと思わぬしっぺ返しを受けることになります。例えば、新職場での顧客が現職場の人間であったり、同業者であったりと、意外に身近に存在するかもしれません。

今回転職時にトラブルを防ぐための4つの方法について考えてみましょう。

退職する時は上司にまず相談しよう

転職に伴う退職が決まったらまず上司に相談しましょう。ここで上司に黙っていて、親しい同僚だけに伝える人がいます。もし上司が間接的にその情報を耳にしたらとても嫌な気持ちになるでしょう。

上司はどの様な上司であっても、部下の事を気に掛けているものです。退職という後ろめたさはありますが、できれば静かな部屋の中で個別に上司に退職の旨を伝えましょう。

上司としては退職するにあたって、引継ぎをどうするか、他のメンバーへの影響はどうかなど考えることが沢山あります。その為に上司にはきちんとした情報を伝えましょう。

この際に引き止めに合うかもしれませんが、心が決まっている旨もきちんと伝えましょう。中途半端な対応は相手に期待させるだけでかえって失礼です。又、転職先や時期などそれに伴うさまざまな情報を聞いてくるかもしれません。言いにくい事もあると思いますが、最低限転職の時期だけはきちんと伝えましょう。

少なくとも1か月前には退職することを伝えよう

上司や関係者へ転職する旨を伝える時期として、少なくとも1か月前には行いましょう。これは、明日や来週突然いなくなると当然現職場での仕事が回らなくなるためです。

現職場に良い思い出がない場合でも、現職場の仕事を滞らせてはいけません。まず関係者には心の準備をしてもらいましょう。そして以下で述べますが仕事の引き継ぎをする必要があります。その為に最低1ヶ月間は必要だと思います。

そして基本的には早ければ早いほうが良いと思います。但し、あまり早すぎても自分の居心地が悪くなりますので、3ヶ月以上前に伝える必要はないと思います。必要十分な機関として1-3ヶ月間が現実的な期間だと思います。この期間になったら上司にまず報告しましょう。

その後同僚に報告しましょう。職場での仲の良い同期等は順番的には最後になります。仕事場は働く場所なので、仕事に影響を与える順番で報告するのが基本です。

仕事の引継ぎをきちんと行おう

上司への報告が終わったら、おそらく引き継ぎの話が出ると思います。誰に引き継ぐべきか確認しましょう。目標は自分が退職した時点で、自分が行っていた仕事を、引き継いだ人間が完全にこなせる状態にすることです。

自分が普段どの様に仕事を行っているのか、顧客先とのアポイントメントとはどうか、どのように資料を纏めるべきか等、自分が蓄積したノウハウは全て伝えましょう。

隠したい部分や教えたくない部分もあるかもしれませんが、それによって現職の仕事が大きく滞るような事態は絶対に避けなければなりません。必要があれば顧客先に新規担当者と共に担当者変更がある点を伝えに行きましょう。自分が接触していた全ての人を引き継ぐをする方に教えましょう。

そして共に挨拶回りに行きましょう。それでも、あなたの退職後に現職場の仕事は円滑に回りません。伝えるべきノウハウが多い場合には日頃から引き継ぎ用の資料を作っておくのが良いでしょう。 これさえ見れば仕事の概要が大まかに伝えられるレベルのもので十分です。そういった引継ぎ資料があればぜひ渡しましょう。

この引継ぎへの取り組みはあなた自体の評価に繋がります。これまでどんなに良い成績を収めてきたとしても、ここで引継ぎができなければ大きなマイナスイメージを持たれてしまいます。新職場に移ったあとでも、現職場と思わぬ形で関わる可能性があります。

その時に、マイナスイメージを残していては新職場での仕事にも支障が出てしまいます。引継ぎは新職場での活躍に向けた大切な仕事と心得ましょう。

退職の挨拶では関係者全員に感謝の気持ちを伝えよう

職場によっては全員の前で挨拶をする必要があるかもしれません。その機会がなくとも、転職を伝える時に挨拶回りをすると思います。この際には「これまでありがとうございました。一緒に仕事ができてよかったです。私の勝手で退職することになり、申し訳ありません。今後皆さんのご活躍を期待しています。」といった内容をきちんと伝えましょう。

ポイントは2つ有り、まず感謝を伝えること、次に自分の勝手で皆さんに迷惑をかけて申し訳ない、という気持ちを表現することです。本心はそう思っていなくともこの2つだけはきちんと伝えましょう。

まず前者ですが、感謝を伝えられて悪い気がする人はいません。後者では、今回の退職は自分の勝手で皆さんへの迷惑を理解している事を伝えることです。これを伝えれば、仕事の負荷が増えた人や、退職に伴って迷惑を被る人たちの気分も前向きになります。

あくまで目標はマイナスイメージを微塵も残さないことです。終り良ければ全て良しです。退職の挨拶は事前にしっかりと考え、上記2ポイントをきちんと抑えた内容にしましょう。

以上を纏めると以下のようになります。

  • 退職する時は上司にまず相談しよう
  • 少なくとも1か月前には退職することを伝えよう
  • 仕事の引継ぎをきちんと行おう
  • 退職の挨拶では関係者全員に感謝の気持ちを伝えよう

転職して新職場で働くことになっても、意外にも現職場との関係は続くものです。例えば顧客関係であったり、分からないことを教えてもらったりと色々な場合が考えられます。

世間は自分が思っている以上に狭いものです。ですから退職時にマイナスイメージを残すことは絶対に避けましょう。望ましくは惜しまれて退職できるのが一番です。

不当な言いがかりや気分が悪くなるような罵声をかけてくる人がいるかもしれません。それでも、後僅かな期間です。そういう方々とは直接対面しないことです。自分が新職場で活躍するためにも。現職場で最後最後まできちんと仕事はこなしましょう。