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面接はチャンス!さりげなく自分自身をアピールする方法

面接はチャンス!さりげなく自分自身をアピールする方法

就活における最終関門、それは何と言っても面接です。面接には個人面接もありますし、集団面接も存在します。最近ではグループディスカッション形式の面接も多くなっていて、ただの面接ではなく、採用を希望する学生同士がライバルとなって対峙するような面接も存在する時代になりました。

ですが、それらのさまざまな面接のシーンを乗り越えて、自分自身をしっかりアピールすることができれば、あなた自身が採用されるチャンスは増えるはずです。面接にプレッシャーを感じるのではなく、むしろチャンスだと思い、前向きに臨んでいけるための方法をいくつか紹介します。

最近の就職面接で良く聞かれる質問

就職面接の際、実際によく聞かれる質問は、以下のような事柄が多いです。

  • 1.自己紹介をしてください
  • 2.あなたの長所と短所は
  • 3.他に受けている企業はありますか
  • 4.どうしてこの会社に応募したのですか
  • 5.リーダーシップを発揮したと思う時はどんな時ですか

 まず、「自己紹介をしてください」という質問は、自分自身をどのように客観視しているかを確認するための質問です。 この場合、自分のいいところ、悪いところはもちろん答えておくといいでしょうが、ここで逆に自分をアピールするなら、一言添えることです。

例えば「自分は人の話を聞かない」という短所があるとしても、その短所を理解しているのだということと、短所を治す姿勢を持っていることを合わせて答えることが重要です。

例えば「短所は人の話を聞かないことです。ですが最近は、アルバイトなどさまざまな社会での経験を積む中で、人の話を聞くことの重要性を認識できるようになってきました」と言えると、自分の短所も理解していて、改善しようとしている姿勢もアピールできて完璧です。

とにかく、前向きな姿勢と、現状の自分自身を理解していることをしっかり伝えましょう。

長所のアピールは控えめに

同様に、「あなたの長所と短所は」という質問も同じ対応をしましょう。短所については前述の答え方でいいでしょうが、長所についてはむしろ控えめに語る方がよさそうです。

例えば「自分の長所はエクセルでプログラムが組めることです」と答える場合、そこで自分から「実際にこんなプログラムを作って、教授に絶賛され・・・」とか語るのは変です。

会社に入るということは、組織やチームの中で役割を全うできるかどうかを重要視しますから、スタンドプレイをしかねないような自己主張はむしろ控えるべきです。

むしろこの場合、プログラムを作ったとかどうとかは自分で語ろうとせず、話が膨らむ中で「どんなプログラムですか?」と、面接官から問われる様な「含み」を持たせた方が効果てきめんです。

他に受けている企業のことは素直に答える

就職面接において、この質問が必ず聞かれるとも言われるのが「他に受けている企業はありますか」ということです。

この時、ウソをつくのはよくありません。ですが、面接官に聞かれない限りは、自分から積極的に会社名などは答えなくてもかまいません。端的に「別の業界の食品会社です」とか「同一業界の別会社です」と答えておく程度で構いません。

場合によっては会社名などを聞かれる場合もありますし、強引な面接官であれば試験はどうだった、面接は受けたのか、面接の内容はと、ライバル会社の動静を探るようなことを根掘り葉掘り聞いてくる場合もあります。そのような場合は「試験や面接は受けていますが、内容は漏らさないように指導を受けています」と答えましょう。

正直、ライバル会社のことを採用希望者に聞くような会社は、会社のモラルを疑います。あなたがいくら採用を希望する会社であっても、少し考え直してほしいぐらいです。

応募した理由は自分自身の意思を強調する

一般的な「どうしてこの会社に応募したのですか」という質問は、ありったけの思いを飾らない言葉で話しましょう。

くれぐれも、よその会社と比べてよかったという「減点法の結果」や、両親や先輩の勧めという「他力本願」のような答え方はしないでください。確かに、減点法や他力本願の考え方が100%ないというわけではありませんが、それらのことも踏まえて検討した結果、自分の能力を発揮できる場所がこの会社なのですと、自分で決断したことはしっかりとアピールしましょう。

リーダーシップの意味をはき違えないこと

  そして、最近多いのが「リーダーシップを発揮したと思う時はどんな時ですか」という質問です。

これは、組織において将来的に主任や係長、やがては課長として組織やチームを守っていくという姿勢、そしてチームを任せた時にどのような所作ふるまいが可能かを試す質問です。いきなりリーダーシップとは何ぞやということで、聞かれた側は本当に回答に困ってしまいます。

ですが、ここで自分をアピールするならば、サークル活動のリーダーシップではなく、家庭でのリーダーシップや、バイト先でのリーダーシップを語るべきです。内容にもよりますが、サークル活動は「趣味」です。趣味の中で苦労したとか楽しかったとか、そんなのはあまり評価されません。

家庭であっても、バイト先であっても、自分で考え、自分の能力を活かす方向で他者を導いていけることが「リーダーシップ」であり、そこでさらに成果を出した経験があれば、その経験と成果を積極的にアピールしましょう。

採用担当者の意図を見極めることが勝負の決め手

他にも「休日は何をしていることが多いですか」とか、「ストレス解消の方法は?」など、様々な質問を投げかけてくることがあります。

でも、それぞれの質問には明らかな意図があります。「そんなことを聴いてどうするんだろう」と首をかしげるのではなく、自分が逆の立場だったらどのような質問をしたくなるかを考えれば、おのずから理想の回答は見つかります。

採用担当者は、あなたたち採用希望者の意欲や希望、集団内での協調性、そしてなによりその人となりを見ようとしているのだということを、忘れないように望めば、面接だって大丈夫です。

就職面接は、人生をかけたロールプレイングゲームとも言えますが、相手の立場を少しでも理解しようすれば、恐れるものではありませんよ。