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転職における会社選び、一体どういう基準で選べば良い?

転職における会社選び、一体どういう基準で選べば良い?

今の会社に不満がある、本当はもっと違う仕事につきたいなどなど、転職の理由は様々だと思います。また、昔と違って終身雇用制の世の中ではありませんし今勤めている会社が十年後にどうなっているかなんていうのは誰にも分からないことです。

今回は、転職してみたい方あるいは、今後もしかしたら自分は転職するんじゃないかと思っている人たちのためにいったいどこに転職するのが良いのか?転職における会社選びの基準を考えてみることにしたいと思います。

転職で一番重視して欲しいのは職場環境

これから転職活動、というときにいったい何を基準にしたら良いか・・・それは職場の環境が自分の働きたい環境かどうかです。給料が良いから・・・とか何となくイメージが良いからなどと安易にきめてしまうと、転職した環境が前の職場より悪かったなんていう事が起きてしまうかもしれません。

転職で一番大切なのは本当にその仕事が続けられるかどうかです。多少給料が下がってもやりがいを見出せる、人間関係がしっかりしていて職場の雰囲気が良い、残業が多くなく休日がしっかりととれる、これら1つが欠けてしまうと、結局その仕事も続けられなくなり仕事を辞めてしまうことになるわけです。

とは言え、実際に転職先がどんな環境かどうかなんていうのはそこで働いてみないと分かりません。ただ、同じ職種であれば仕事内容や職場というのは似たり寄ったりだったりするので知り合いにこれから就きたい職種の人が居れば、○○の職場はどうなの?と尋ねてみると良いかもしれません。

どの会社もインターネットや仕事選びの雑誌などでは良い面だけを強調していますが、実際に働いている知り合いから聞くと悪い面や不満点などを色々聞くことが出来ます。また、雑誌やインターネットに書いてある情報が本当に正しいのかそれとも単なる誇張かどうかも分かります。

ただ、知り合いの勤めている会社の環境がたまたま良かった、あるいは悪かったなどという場合がありますので、知り合いから得た情報を鵜呑みにしていいかどうかは実際のところ分かりませんが、それでもインターネットや雑誌の情報を鵜呑みにするよりはある程度マシだと言えます。

転職活動はノーリスクが基本

景気が悪いご時世、勤め先はいくらでもあるわけではありません。いきなり勤めている会社を辞めてから転職するというのは大きなリスクを伴います。そのため、基本的には会社に勤めながら行うことになりますので、会社が休みの日に面接を受けることになります。

会社は当たり前ですが、人手が余っていてかつそこそこ優秀な社員がいる場合には採用が厳しくなるので、希望の会社に転職しようとしてもそこには大きなハードルがあります。 採用情報に募集中と書いてあっても結局は雇わないといった会社はあります。

会社の資金にある程度余裕があり、しかも人を雇いたいと考えている会社であれば履歴書を送り、選考基準を満たしていれば面接の連絡がかかります。そしてその面接と送られてきた履歴書から総合的に判断して採用するかどうかを決めます。

面接を受けても内定にこぎつけるかは分かりません。そのため、転職の際には 1社ではなくいくつか候補先を見つけておき、内定が決まったら会社の情報を調べて自分の行きたい職場を選ぶのが重要となります。

転職前に注意!ブラックかどうかの見分け方

簡単に面接が通ったりあるいは即決なんていう場合は間違いなく劣悪な職場環境なのでそこにいざ就職したら環境がブラックだったなんてことにもなりかねません。あらかじめ転職先の離職率などを調べて起きましょう。3年以内の離職率が高かったらほぼブラックです。

以下に、職場がブラックなのではないかと思わせる面接を挙げてみました。
  • 面接官が無愛想、何言っているか聞き取りずらい、質問が投げやり
  • 面接官が社長自ら行っている
  • 面接室の前の廊下が汚れていたり、社員に元気さが無い

面接官はこれから面接を受けに来る人を採用するかどうか決めて一緒に同じ職場で働くのですから大手のように人事部、経理部などに細かく分けられているので無ければ同じ部屋で働くわけです。当然、毎日顔を合わせるかもしれませんし時には仕事を協力して行うことになります。

そのため、中小企業であればこれから採用するかもしれない人に投げやりな態度を取るという事は採用されてからもその人を使い捨ての人材のように扱う可能性が高いと言えます。 (大手の場合は部門ごとに分けられているため、面接官の態度が悪くても問題ありませんし大抵の人事部は横柄な態度を取ることを覚悟した方が良いです)

面接官が社長自ら行っている場合も要注意です。社長がワンマンかもしくは従業員が辞めてしまい人が居ない可能性があります。面接官は中小企業であれば普通は会社の中でもある程度の地位の人がやりますが、社長自らがやることは普通はありません。

こうなると社長が社員を信用していないか、自分の意志で何でも決めたがっている可能性があります。こんな会社に勤めていたら明らかに間違っていようが要望1つ言えませんし、おかしな経営して会社が危うくなる可能性があります。

また、ベンチャー企業ならともかく、従業員が仕事内容に対して少なすぎあるいは離職率が高い職場というのは環境が間違いなく悪いと言えます。ベンチャー企業はリターンが大きい分リスクも大きいので家族がいるような人は就くべきではありません。

また社長、経理、使用人が全員同じ親族だったりすると、いい加減な経営をしだすことが多く、しかも従業員を使い捨てにするのでそうした所は避けましょう。そもそも社長はともかく経理や使用人は能力に応じて向き不向きがあります。社員でそういった仕事に相応しい人がいるはずなのに彼らに任せずに親族で固めていいわけがありません。

面接室の前の廊下が汚れていたり、社員に元気さが無い場合も完全なブラックだと言えます。ちゃんとした会社であれば掃除をする人を雇います。そういう人を雇わない職場は経営が危ないかもしれません。とりあえず清掃員を見かけたらそこはまだ資金に余裕があると見ていいでしょう。

また、もし面接を受けに行くのであれば、スーツで行くと思います。会社でスーツ姿の人を社員が見かけたらもしかしたら他の会社のお偉いさんかもしれませんし、普通であれば元気よく挨拶するでしょう。またそういう挨拶が徹底されていなければ会社の方で改善指導をするはずです。

もし通りかかった人があいさつしないあるいは声が小さくて何言っているか分からない場合はその社員がたまたま無愛想な可能性もありますが、さすがに何人にも無視されたり、あるいは見かけた職場に居る人が全員元気なかったりしたらそこはブラックだと考えましょう。

これから働こうとしている職場の雰囲気を面接を受ける前にチェックするのも大切な習慣と言えます。面接官側からすれば、面接を受ける人が本当にしっかり働いてくれるかを見ますし面接を受ける側からすれば、この職場環境は本当に大事なのかを見ることになります。