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履歴書に資格や免許を書くなら、絶対に知っておくべきルールとコツ

履歴書に資格や免許を書くなら、絶対に知っておくべきルールとコツ

就職活動をすすめる際、絶対に必要となるのが履歴書です。自己アピールの基点ともなるべき書類ですが、免許や資格については、ある程度のルールとコツがあるので今回はそちらをご紹介したいと思います。

資格は略さず正確に書く事

よくありがちなミスですが、自動車免許を取得している際でも、正確に「普通自動車免許第一種免許資格」と書くべきですし、オートマ限定ならばそう明記すべきです。どんなに長い名前の資格であってもそれが正式名称ならば略さずに書きましょう。

優劣が無い場合は取得順。

特に取得している資格類に優劣が無い場合は取得した順番に書きましょう。書き方としては学歴と同じで上が古く、下に新しいものがくるように書きましょう。この書き方については、そこまで悩むことはないですから、しっかりと丁寧に書けばOKです。

基本は「アピールする」という意識で書く。

資格の中でも面接官にアピールできるとおもう項目があれば、取得した月日順に書かなくても大丈夫です。例えば難易度が高い順に書くのもいいですし、仕事に直接影響する順番でもいいです。少なくとも仕事をする上で必須資格となるものがあれば一番上に書くと良いでしょう。

いずれの場合においても、アピールする事を考えるならば、自分の所持している資格全てを書く必要はありません。たとえば趣味要素の高い「将棋の段数」や、英検4級などのアピール力が低いものは書かなくても良いという事です。

あまりに情報が多いとアピールするべき項目が薄れてしまう事を恐れての手段ですが、所持している資格が少ないからと、趣味要素の多いものばかり書くとかえって低評価を招くかもしれないという懸念も含んでの策です。

逆に言って趣味要素が高くとも意味のあるものといえば、意外性の資格などです。面接官が今まで聴いたことも無いような資格を載せることが出来れば存在感は抜群でしょう。

英語系は何級、何点以上からアピールになるのか。

基本的には英語検定ならば2級以上、TOEICなら500点以上あればアピールになるといわれています。むしろそれ以下の成績で書いた場合、かえってイメージが悪くなる可能性もあります。

加えて英語が必須の仕事であれば、英語検定ならば準1級以上、TOEICなら700点以上でないとアピールにならないといわれています。

ちなみに言って英語は数ある資格のなかでも特に汎用性の高い資格なので、アピールできるクラスのものをお持ちであれば、絶対に書いておきましょう。

英語以外で定番の人気資格は何か。

マイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)

マイクロソフト社が公式にみとめている国際的な資格です。

項目は、ワード(文章作成ソフト)、エクセル(表計算ソフト)、パワーポイント(プレゼンテーションソフト)、アクセス(データベース管理ソフト)、アウトルック(電子メール、情報管理ソフト)とあり、ワードとエクセルには上級(エキスパート)が存在しています。

特に人気なのは、ワードとエクセル、続いてパワーポイントといったあたりです。エクセルにかんしては関数の理解が必要であったりなど奥が深い仕様になっているので、上級をもっているとかなりインパクトがあるでしょう。

中小企業診断士

中小企業の経営課題に関して、診断や助言を的確におこなえるとされる国家資格です。別の言い方をすれば、日本で唯一の経営コンサルタント国家資格です。

難易度が高いことでも有名ですが、これさえもっていれば転職などは特に有利に働くでしょう。経営に関して何も悩みがありませんと言える会社は少ないですし、不況であればあるほどニーズの高い資格といえます。

行政書士

官公署に提出すべき書類を作成できる資格です。

合格率は低いと思われがちですが、実はそこまで難易度が高くなく、独学でも充分取得できる資格です。今後法律業務にかんする規制緩和がすすめばすすむほど、ニーズが強くなっていくでしょう。

ただしこの資格を優遇しれくれる会社は大抵大手で、規模が小さければ小さい会社ほど、あまりアピールになりません。

一般的に考えればマイクロソフトオフィススペシャリスト(通称MOS)がもっとも取得しやすく、融通の利く資格だと考えられます。履歴書に1つでも資格を追加したいと考えているなら一番オススメです。

マイナーな資格は説明も書いておこう。

知名度が低い資格については、面接官も説明がないと何のことだかわからないでしょう。興味があれば向こう側から面接時に質問してくれるかもしれませんが、「かもしれない」で簡略化するのは勿体無すぎるのでしっかりと説明すべきです。

たとえば職種がシステムエンジニアでもないのに情報処理系の資格を取得している場合は、それがどういった価値のものなのかを簡潔に書き、面接で突っ込まれた際に的確に答えられるように準備しておきましょう。

履歴書における資格や免許とは、ごまかしのきかない記入欄のなかでも、最もアピール力の高い項目です。有効的に活用して少しでも面接官の目に留まるよう工夫をしましょう。