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履歴書の職歴の書き方で自分の経験をアピールする方法

履歴書の職歴の書き方で自分の経験をアピールする方法

求人を探し、応募する会社が決まったらまず履歴書を作成することになりますが自己PR部分を重点的に頑張り、履歴書の学歴・職歴欄はないがしろになっていませんか?学歴・職歴欄には、いつ入学・入社して、いつ卒業・退職したのかを記載すればいいだけではないかと思っている人も多いのではないでしょうか。

確かに一般的に販売されている履歴書の書き方例もあっさりしたものになっていますし、それでも間違いではありませんが、その文字の並びだけでは採用に関わる人にアピールすることができません。伝わらないものが多かったばかりに履歴書での書類選考があった時には落ちてしまうかもしれません。職歴欄をどのように記載すれば良いのかマスターしましょう。

学歴・職歴欄に何を書くか

学歴は入学卒業した年月日を間違えないようにして、年数の古いものから順番に高校・大学あたりから記載できると良いでしょう。学校名に加えて何を勉強していたのかがわかるように普通科や理工学部等、加えることを忘れないようにします。

問題は職歴欄です。学歴と同じように入社年月、退職年月を記載していっても良いのですがそれでは面白味がありませんし、興味をひきません。職歴欄には今まで学校を卒業後就職して行ってきたこと、どのような仕事を経験してきたのかということをアピールしましょう。

会社の社名と所属部署名を記載しますが、部署名だけでイメージしにくい業務であれば仕事内容を一言書き添え自分の経験した仕事を紹介します。また、例えば営業経験があるならばその経験でつちかった能力を記載したり、優秀な成績を収めた経験があれば簡単に社名の下に書き添えておくというようなことをして経験と出来ることをアピールします。

退職理由の書き方

通常、自己都合で退職するという人は多いと思います。その場合には「一身上の都合により退職」となるわけですが、会社が倒産したなどの場合には「会社都合により退職」だったり、契約社員での退職であれば「契約期間満了のため退職」となります。

何年勤めていたのかにもよりますが「一身上の都合により退職」というものには人ぞれぞれ事情があるとはいえ、あくまで自分自身が決めたこととなるのでその理由そのものが採用する企業側では気になります。採用してもすぐに退職となっては困るからです。

「家族の介護のため」や「家族の転勤のため」、「子育てのため」など理由に上がるのではないでしょうか。短く書き添えられるものについては書き加え、その退職した事情を理解してもらうということも大切です。しかし、この事情というものはデリケートなものだったりしますので無理に記載する必要はありません。また、自分の都合ではない会社の都合や契約期間満了の場合はきちんとその旨、記載しましょう。

会社を辞めてから次の就職活動までの期間が長いとき

会社を退職してからすぐに転職活動を始めたり、会社に所属しながら転職活動を始めている場合、職歴欄は「○○株式会社 一身上の都合により退職  現在に至る」という書き方や「○○株式会社 ○月退職予定」となり職歴から読み取られるイメージでは全く問題がありませんが、退職してから次の転職活動までの期間が長いときには注意が必要です。

その期間も数ヶ月から数年といった単位になることもあるでしょう。何もせずに過ごしていたというのはマイナスポイントになってしまいますので、その時にはあなたが行っていたことを記載しておきましょう。

例えば、自分のスキルアップのために資格取得の講座に通い資格を取得したことや、語学勉強のために留学していたという場合にはその旨記載しましょう。何も書いていなければ特に目的もなく遊んでいたのかな?と思われてしまいますが次の転職活動までの間に自分の価値を上げるために行ったことはプラスポイントになります。

枠外にはみ出すのはNG

これもあれも書いてアピールしたいということが増えてきたのではないでしょうか。たくさん記載したいからといって職歴欄からはみ出してしまうのはNGです。いつもは何の問題もなく記入することができていた欄ですがその有意義な使い方について考えなくてはならないようになりました。

書ききれないものについては別途、職務経歴書というものを提出することもできますし、それを求める企業も多くあります。履歴書の職歴欄は「見出し」のようなものでそこで興味を持ってもらえたら職務経歴書というもっと細かいものを見るようになります。職歴欄はあくまでも簡潔に書き添えることが大事です。

採用担当者の目に留まる職歴の書き方をご紹介しました。履歴書というたった一枚の紙で自分自身をアピールしなくてはなりません。今まで何となく記入していた職歴も一言添えるだけであなたのことに興味を持つコンテンツとなるのです。

他の応募者と差をつけるためにも履歴書の職歴欄の書き方に注意して採用担当者の目に留まる職歴を作成してみてはいかがでしょうか。