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面接時に自己紹介や自己PRを絶対に失敗させないコツ

面接は既に始まっている!?気をつけたい入室のマナー

貴方がどこか希望する会社に面接にいったとしましょう。当然、履歴書の提出と顔合わせだけで終わるわけもなく、多くの質問が投げかけられると思います。今回はその中でも自己紹介、ひいては自己PRの上手な仕方についてご紹介したいと思います。

自己紹介のコツ

面接官:それではまず、自己紹介をお願いします。

自己紹介の最適な答えを考えるにはまず、面接官が自己紹介から何を得ようとしているのか考えましょう。それはずばり、経験と会話力を含めたコミュニケーション能力です。

まず経験というのは、それが会社で役に立つ能力かどうかです。中途採用であればキャリアを把握した上でどんな才能があるかをチェックしているわけですが、新卒であった場合によくいう「学生時代こんな事をしてこんな事を身につけました」という模範解答があるのは、それが才能となりうる伸び白に感じるからです。

なので求められる業務が例えば書類やデータの管理であったならば、「○○な事をしてきました。私はチャレンジ精神が旺盛です」などというより「○○をしてきましたが、絶対にミスを犯さないように自分なりにこんな工夫をしました。お陰で効率よくこなす事が出来ました」と述べたほうが会社にとってはメリットと感じやすいでしょう。

次に「会話力を含めたコミュニケーション能力」ですが、これは会社の仕事というものは常に、周りとのチームワークでこなしていくもですから、端的に重要な情報だけを伝えられるかという会話力とともに、他人と上手くコミュニケーションできて一丸となって頑張ってくれるかという事です。

学生時代というのは、数多くの同級生や先輩、後輩などからでも自分と気の会う人を見つけて仲良くなれるわけですが、会社はそうはいかないというわけです。時には性格的にはあわない人間とチームを組んでプロジェクトを進める可能性もあるわけですから、このあたりが問題なくこなせるかを面接官は判断しようとしています。

こうなると、人と誰でも仲良くなれる人こそが得。そうおもわせないといけないと思うかもしれませんが実際はそうでもなりません。べつに引っ込み思案な性格でも大丈夫です。

引っ込み思案であったとしても、「自分は引っ込み思案なので、こういう努力をしています」とか、「自分が引っ込み思案だからこそ、内気な人の気持ちはよくわかるのでフォローの仕方は心得ています」でもいいでしょう。とにかく、引っ込み思案であるからこそのメリットや努力を相手に伝えられれば良いわけです。

自己PRできる質問

面接官:あなたの長所と短所はなんですか?

この質問をそのまま受け止めて、単純に「長所を聞きたいんだ!短所は隠さねば」とおもうのは不正解です。この質問の意図は「どんな長所が我が社に生かせて、短所は我が社にとって支障ないか」です。似ているようですが大きく違うのは、我が社にとってという部分です。

つまり仕事上についての質問であり、長所や短所なんていうものは感情論では何とでもいえますから、確実にそうだといえる具体的な事例を述べるべきです。

なのでまず長所に関して言えば、「体力には自信があります!」というだけでは、よほど見るからにガッチリした体系でもなければ伝わりません。「高校時代からラグビー部に属しており、大学生になってもずっとフォワードで体をはってきました。体力の限界なんて言葉を言い訳にしたことは一度もありません」といったほうが説得力があるというわけです。

次に短所を述べる場合。これは嘘をつく必要はないですが、短所をうまく逃がす方法としては「プライベートに限って問題が起こるような短所」を述べれば良いわけです。要は会社に問題がなければいいわけですから、プライベートなどは性格的に異常性があるとでも思われないかぎり、さほど気にはしません。

自己紹介をする前に絶対に間違えてはいけない質問

面接官:あなたは当社以外にも受けている企業はありますか?

この質問を投げかけられた貴方が中途採用狙いならいざしらず、新卒であった場合は特に「うちの会社だけうけている」と面接官側が思う事はないでしょう。質問の意図がけっして「うちの会社しかうけていないよね?」という意味ではないということです。

面接官が気にしているのはずばり、あなたにとっての自社の優先度です。簡単に言えば、第一志望かどうかがしりたいわけなので、たとえ他の会社が第一志望であっても常に「第一志望です」と答えるべきです。

そもそも面接官だって暇ではありませんし、出来るだけ早く有能な人材を確保したいと考えているものです。そして有能な人材とは早い者勝ちのようなものですから人事としても焦りがあるわけです。

ですから第二志望と言い放つ人間と第一志望と答える人間がそれ以外の項目で同列であった場合は、第一志望と答える人間に内定をだしますし、第一志望ですと答える人間と新卒なのに御社しかうけていませんとこたえるような嘘くさい人間では、やはり前者に内定を出すでしょう。

ゆえにどんなに自己紹介やPRが上手くできても、「どうせ第二志望なんでしょう」とか、「嘘ばっかり言うんでしょう」と思われてしまっては何の意味もありません。

自己PRや自己紹介において、大事なのは「会社にとってどういうメリットがあるのか」です。直接的に、「あなたはわが社にとってどんなメリットがありますか?」なんて質問を投げかけてくる面接官もいるほどです。あなたの人となりをどうして知りたいかの先がある事を常に意識して面接には挑みましょう。