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面接官はこれを聞きたい!質問の裏にある意図とは?

面接官はこれを聞きたい!質問の裏にある意図とは?

企業の面接であなたは質問にどう答えていますか?面接の質問はすべてあなたから何らかの情報を得るためのものです。質問の意図を考えずに回答してしまった場合、的外れなものになってしまう可能性が高いのです。

ここでは面接でよくされる質問と、その裏にある面接官の意図を解説します。

あなたの経歴を教えてください

この質問の意図は当然あなたの経歴を知ることですが、面接官が見ているポイントが他にもあることを知っていますか?それは以下の2点です。

  • 話の要点、アピールポイントを押さえられているか
  • これまでの職務経歴の中で、あなたは多くの経験をし、多くの実績を上げてきたと思います。その中でも今日会う企業にアピールすべきポイントはどこでしょうか。フォカースすべき重要なポイントを押さえることが、あなたを効果的にアピールすることにつながるのです。
  • 簡潔に話ができるか
  • アピールポイントを押さえたら、次にどのように話すかを考えます。ここで重要になるのは、面接官に分かりやすいように簡潔に話を組み立てることです。おすすめするのは、一つの文章に複数の情報を入れないこと、そして全体を3分以内でまとめることです。 悪い例 私は○○会社の総務部で業務改善をすることで○○の実績を上げた経験を踏まえ、△△会社では△△のプロジェクトを推進し、コスト削減に勤めてまいりました。 良い例 私は○○会社の総務部で業務改善をすることで○○という実績を上げることに成功しました。次に入社した△△会社では、前職での経験を踏まえ△△のプロジェクトを中心となって推進してまいりました。その結果△△のコスト削減に成功いたしました。 分かりやすく文章の組み立てができたら、一度声に出して練習をしてみましょう。レコーディングをして自分自身で話が分かりやすいかを聞いてみるのも効果的です。

休みの日や仕事が終わってからは何をしていますか 趣味は何ですか

仕事の面接でなぜあなたのプライベートに関しての質問があるのでしょうか。この質問の意図は2つあります。

  • ストレスコントロールができるか
  • オフィスではでは絶えず仕事のプレッシャーや人間関係など、ストレス環境にさらされることもあります。どんな環境であれ自身がメンタルのコントロールができるかを見られています。 良い例 私の趣味はヨガです。毎朝続けているヨガは日々私をリフレッシュしてくれます。そこから今日も仕事を頑張ろうという活力が生まれているのです。 ここで重要なのは、どのような質問もすべて仕事にポジティブにつながる回答にすることです。すべての発言はすべてあなたの仕事への姿勢をアピールできるものにしましょう。
  • 会社にとってリスクのない人物か
  • 例えば、次のような回答をする候補者をあなたはどう思いますか。 私はお酒を飲むことが大好きです。大きな仕事が一段落した日の夜は学生時代からの友人と六本木のクラブで思いきり踊って朝まで飲み明かします。時に記憶をなくすまで飲んでしまうこともありますが、それがストレスの発散になっています。 お酒を飲むことが悪いわけではありませんが、社会人としての常識に欠ける印象を与える人物は会社にとってリスクだと、とらえられかねません。面接官は常にあなたを採用するメリットとリスクを天秤にかけて判断しています。正直であることは大切なことですが、自らリスクを増やしてしまうことのないように心がけましょう。

あなたの弱みは何ですか

自分の強みについて話せる人は多いですが、自分の弱みについてはうまく話せない人も多いのではないでしょうか。ここでは面接官はあなたがどのような弱みを持っていて、それに対してどんな行動をしているのかを聞いています。

「私の弱みは仕事を頑張りすぎてしまうことです」のような印象の良いコメントをしようとする方もいますが、これでは全く質問の答えになっていません。以下の2つのポイントを参考に回答を考えてみましょう。

  • どの弱みを伝えるべきか
  • 人の弱みはひとつではありません。まずは自分の弱みを考えられるだけ書き出してみましょう。その中であなたが応募しているポジション、仕事で絶対に必要なスキル意外を選択するようにしましょう。 例えば飛び込みの営業職に応募する候補者が次のような発言をした場合、どのように感じるでしょうか。 私は初めてお会いする人と打ち解けるのに時間がかかります。そのため現在は社内の他の部署の方とも積極的にコミュニケーションをとることで、対人スキルを磨いております。 営業職で最も必要とされる対人に関する素質が備わっていないあなたは、このポジションに不適格だと思われる可能性が高いでしょう。例えば営業であれば、PCの専門知識に対する弱みなど、ポジションを得る上で致命傷にならない弱みを選択することが必要です。
  • 弱みを克服するために何をやっているか
  • 誰にでも弱みはあるものです。面接官はあなたが自身の弱みを把握した上でどんな行動をしているかを見ています。仕事の中であなたがその弱みを克服するのに、どんな行動をとっているのか具体的に話せるようにしておきましょう。
面接では、常に面接官が何を聞きたいのかを察知することが重要です。その質問の意図を理解する力はあなたを効果的にアピールすることにつながるのです。