• RSS

口下手で人付き合いが苦手な学生のための5つの面接テクニック

口下手で人付き合いが苦手な学生のための5つの面接テクニック

「自分は口下手で面接の時うまく話せない」「人付き合いやコミュニケーションが苦手で自分に自信が持てない」などの悩みを抱えている人は多いです。このため、面接や就職活動を始める前から既に諦めている人もたくさん存在します。

日本人の多くはコミュニケーションに問題を抱えています。極端な話、人との問題はほとんどがコミュニケーションの問題であり、誰しもが抱える課題なのです。したがって、たとえ口下手な人でも必要以上に悩む必要はありません。

面接は、コミュニケーションを訓練する良い機会です。口下手な人でも今すぐ実行できる面接テクニックを紹介します。

1.履歴書は出来る限り埋める

履歴書は出来る限り埋めて提出しましょう。趣味や特技の欄などを空欄にする人がいますが、面接担当者は人となりを見るので、きちんと埋めるようにしましょう。これは自分自身がどのような趣向を持っているのか、何を得意としているのかの確認にもなります。

また、色々書いていることで熱意をアピールでき、自分の引き出しを見せるきっかけになります。

この「自分の引き出しを色々と見せる」というのは、どの仕事においても重要です。たとえば自分の趣味がたまたま上司と同じで、その結果上司とすぐ仲良くなれた、ということも起こりえるからです。

「自分の引き出しを色々と見せる」くせをつけておきましょう。

2.自分のマイナス面は全てプラスに言い換える

例えば、「性格が暗い」というのは、「落ち着いている」と言い換えることが出来ます。「集団行動が苦手」というのは、「集団に流されず自分の頭で考えて行動出来る」とも言い換えることが可能です。「友達が少ない」というのは「八方美人にならず、少数の友達を大切にする」と言っても嘘ではありません。

このように一見マイナスに見えることでも言い換えることでプラスのニュアンスを持たせることが出来ます。

そして多くの場合、仕事とはマイナス面を工夫して何とかプラス面に持って行く作業の連続なのです。言い換える、というのは嘘をつくことではなく、物事を多面的に見るという訓練です。

自分にマイナス面が多いと思う人は、プラスに言い換える練習をしておきましょう。

3.中身がないなら元気の良さで押し通す

あまり強い志望動機もなく、得意なこともない人は元気の良さで押し通しましょう。「声が出る」というのはそれだけで特技となります。接客業、営業、販売業に関してはもちろんプラス面に働きます。そうでない職業でも「元気よく声が出る」というのは、それだけで職場が明るくなります。

自分の売りが思いつかない場合は「とにかく元気よく」を心掛けましょう。

4.大きい声が出ないなら冷静さを追及する

「自分は大きい声を出すのが苦手だ」という人は、冷静さや正確さを追求するようにしましょう。淡々としたしゃべりでいいので、志望動機や意欲を具体的に正確に話せるようにしましょう。「落ち着いている」「冷静である」というのも仕事においては大切な要素だからです。

また、面接担当の目をじっと見るというのも冷静な人ほど有効な方法です。目を見ていると「真剣である」と思われます。「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるとおり、口下手な人が目の力でうったえるというのは有効な方法なのです。

5.面接担当=採用担当とは限らないので、不採用でも気にしない

これは特に真剣な人、真面目な人に気をつけてもらいたいのですが、面接で不採用になったとしても気を落とさないようにしましょう。

不採用になるのは、必ずしもあなたの人間性がダメだったからではありません。多くがたまたま会社の都合によるものなのです。

私はかつて多くのアルバイト面接に立ち会っていましたが、面接時に「この人材をぜひ採用したい!」と思っても上司に却下されることがよくありました。

面接の場にいない上司が採用の権限を持っているということは、非常によくあることなのです。

そして不採用の理由も上司の個人的な偏見であったり、たまたま時期が悪かったり、と非常に些細なことだったりするのです。その結果、良い人材を逃して苦労するということが非常に多く、何度も歯がゆい思いをしました。

なので、たとえ準備万端でのぞんで張り切って面接して、好感触だったにも関わらず不採用になったとしても落ち込まないで下さい。面接担当者のほうが「この人材でも却下されるのか」と落ち込んでいる場合もあるのです。

たまたま縁がなかったと思ってすぐ切り替えるようにしましょう。 また、いざ就職が決まり仕事が始まると失敗や困難の連続です。失敗はよくあるものだと考え、未来の自分の為にも頭を切り替えるくせをつけておきましょう。

いかがでしたでしょうか。面接というのはあくまでも仕事を始める第一歩にすぎません。一番大事なのは自分がどう働きたいか、という未来のビジョンなのです。面接は企業や採用担当のものではなく、あくまでも自分の意思や考え、人となりを示す場です。

たとえ失敗しても気にせずに、自分の持ち味やアピール方法、どのような人生を歩みたいかのビジョンを明確にして面接にのぞむようにしましょう。