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会社が辛いと悩む新入社員のあなたへ!悩み別の解決法を伝授

会社が辛いと悩む新入社員のあなたへ!悩み別の解決法を伝授

厳しい就職活動を勝ち抜いてやっと入社したのに、3年も経たずに会社を辞めてしまう新入社員は後を絶ちません。それだけ多くの新入社員が仕事や人間関係、会社での振る舞いやマナー等に悩んでいるということです。

ただ、早々に辞めるのは少し待ってください。今の会社を辞めて、別の会社に行けば、その悩みは解決するのでしょうか?その会社の体質に問題があるのなら、それも1つの方法です。しかし、どこに行ってもつきまとう種類の悩みなら、その対処法を身につけるべきです。

自身の悩みの根本にあるものを見つめ、それに対処できるようになることも社会人としての第一歩です。今の悩みを乗り越えたとき、大きく成長したあなたがいるはず。会社が楽しくなれば、人生ももっと楽しくなりますよ。まずは、次のことを試してみてください。

仕事がうまくできないという悩みの解決法

入社したての頃は右も左もわからず、覚えることばかりで大変ですよね。正しい敬語の使い方も、電話応対のマナーも、名刺交換の仕方一つとっても、初めてのことで不安に感じたり、失敗することも多いでしょう。しかし、誰でも慣れないうちはうまくできないものです。

ミスをしたり、完璧にできないことは周りの人も通ってきた道なので、わかってくれています。大切なのは初めから失敗しないことではなく、失敗を繰り返さないということです。ですから必要以上に恐れず、経験を積んで徐々に慣れていけば良いのです。

ただし、失敗しないようにできるだけの努力はしましょう。そのために以下のことを心がけてください。

  • 怖がらず、積極的にチャレンジして経験を積む
  • 下準備をしたり、やったことはメモをして覚える
  • わからないことは、訊きづらくても周りの人に相談する

人間関係に関する悩みの解決法

学生生活では同年代の人との交流しかなかった人も、社会人になると上司や先輩といった年上の人との上下関係に身を置くようになります。これらの人たちと、どのようにつきあっていけばよいのか悩むという人も多いようです。

特に上司や先輩からは仕事上のことで注意を受けたり、時には厳しく叱られるということもあるでしょう。しかし、あまり落ち込みすぎないでください。注意や叱咤は、あなたの人間性を否定しているわけではありません

あなたに間違えていたということを気づかせ、そのミスを繰り返さないようにと言っているだけなのです。それは会社のためでもありますが、あなた自身のためにも言ってくれていることであり、本来思いやりからの行動です。それを素直に受け止め、改善するように行動してください。

また、仕事以外の面で歓送迎会をはじめとした社内の付き合いをどうすればよいのか、悩むといった場合もあります。すべて言われたとおり、無理に付き合う必要はありません。最低限の常識と礼節を持って、周りの同期たちの様子を見ながら、どのように付き合うか決めればよいでしょう。

仕事を終えてからの自分の時間も大切でしょうから、飲み会などのお誘いに自身の中で「○○には出るけど、○○は出ない」とか、「1ヶ月に○回」、「○時まで」など、ある程度決めて、周りにも理由とともに公言しておいても良いかもしれません。

しかし、仕事や会社を離れたつきあいというのも馬鹿にできないものです。そこで付き合いが深まることで、上司や先輩の言っていることが理解できるようになったり、貴重な経験を聞くことができるということもあるのです。

先入観で毛嫌いせず、とりあえずそういった付き合いに飛び込んでみるのも良いものです。また、そのような誘いがあるということは上司や先輩もあなたのことをもっと知りたい、関係を深めたいという友好的な気持ちがあることにも、ぜひ思いを馳せてみてください。

仕事のできる同期とは自分と比べてしまって、劣等感を持ったりすることもあるかもしれません。しかし、成長の速度は人それぞれです。あまり気にしすぎず、リードしている同期に対しては、行動を観察したりアドバイスを聞いて真似をすることで、追いつけるように努力しましょう。

同期はライバルでもあり、良き戦友です。同じような悩みに突き当たったとき、きっと強い味方になってくれますよ。できる限りどんな人とも良好な関係を築くことは、あなた自身のためにもなることです。

会社で良好な人間関係を築くために、次のことを心がけてみてください。

  • 上司や先輩からの注意・叱咤は“思いやり”からのもの、と捉える
  • 自分のペースを守り、付き合い方も自身のルールを決めておく
  • どんな人に対しても、礼儀やマナーを持って接する

会社でのマナー等に対する悩みの解決法

残業や休暇の取り方は会社の業務内容や風土によって違うものなので、最初は勝手がわからず戸惑いがちなものです。これらもしばらく周りの様子を見ているとわかってくるものですが、残業などは自分の仕事が終わっても、周りの人が帰宅しないと自分だけ帰りづらいということはあるかもしれません。

そのような場合は、「何かお手伝いできることはありますか?」と一声かけて、指示があれば手伝い、何もないということであれば遠慮せずに帰ったら良いでしょう。ただし、超過勤務があまりにも状態化している場合は、上司や社内の機関に相談してください。

あるいは、会社の体質そのものがブラック企業である可能性もあります。そのような場合、社内のみで相談していてもどうにもなりませんので、家族や友人など社外の人にも相談してみましょう。くれぐれも、自分ひとりで悩んで自己判断するのではなく、まず他者に相談することが大切です。休暇の取り方についても同様です。

何事も自己判断のみに頼らず、周りの人に声をかけたり、相談してみる

悩むのは成長できる余白

会社に入ったばかりの頃はやる気にあふれていた新入社員も、少し慣れてきた頃こそ悩みが募ってくるものです。逆に言うと、それは成長の証でもあるということです。わかってきたから、悩みも生じるのです。

この悩みを超えたとき、本当の社会人生活が始まると言えるのかもしれません。ただ、気負いすぎることはありません。悩むのはあなたばかりではありません。ぜひ、悩んだときは自分が成長する時だと思って、周りの人に頼りながら一つずつ乗り越えていってください。