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アルバイトでの経験から身に着く就活の切り札とは。

アルバイトと就職活動

就職活動をしていてアルバイトをしていた事に救われたって言ったら信じられますか?「就職活動をした会社と同業でしていたアルバイトが役に立った。」という感じの話ならばよくある事でしょうね。

その程度の話ならばそこいらにいくらでも転がっているし別に珍しくもないでしょう。逆に就職活動の為に先を見越して同業でアルバイトをする方だっているかも知れません。しかしそれではごく普通の体験談となるでしょう。このお話は少しばかり違っているのです。

予想もしなかったもの

就職活動時に特に重要な要素であるものに「面接」があります。これはあらゆる業態で必ずあると言っても過言ではないでしょう。反対に面接のみで採用を決める会社もあるくらいですから。

では、この「面接」で見られるものとは何なのでしょうか?それは、一言でいえば「人となり」です。すなわち、あなたという人間がその会社でやっていけるかどうかを見るためのものです。これは誰もが同じ基準で評価されていきます。しかし、その評価を下しているのも「人」なのです。

あなたが他の面接者との違いを出せる強みはここにあります。「人」である以上、感情は必ずあります。ここをうまく突ければ話はとんとん拍子と進む場合が多々あります。では、どうすればよいのでしょうか?

その為には面接官からみて「面白いやつだな。」とか「こいつと一緒に仕事をしたら面白いだろうな。」と感じて貰うことです。さて、どうしたらそう感じて貰えるのでしょうか。その秘訣は「雑談」にあります。

面接で雑談

面接で雑談をする人はまずいないでしょう。だからこそ、気の利いた雑談ができれば目立つのです。普通の会話でも雑談と言えるものは多くて数分です。面接の場であることを加味して考えれば長くても1分まででしょう。これくらいの間ならば話は繋げられるのではないでしょうか。

「~についてあなたの意見を述べてください。」こんな質問は多く聞かれます。その答えは、「私は~と考えます。」と答えて終わりますよね。これが普通です。しかし、「私は~と考えます。そういえば、~などもあると聞いたことがあります。」という答え方をしたらどうなるでしょう。

面接官にしても「ほうっ。なかなか。」となるでしょうし、もしかすると「その、~とはどんなものですか?」とんなるかも知れません。この場合の会話パターンは正しく「売れている営業マンのトーク」です。

募集しているのが営業職ならもってこいの人材となりますし、そうでなくとも職場をリードできる人材と評価されるでしょう。この「雑談する能力」は私生活でも必ず役に立ちます。

雑談する能力

でもそれは持って生まれた天性のものであって自分にはない。とお考えになる方も多いでしょう。確かに天賦の才というものは存在するでしょう。遺伝子上のものとして。しかし、多くの能力は生まれてからの生活で身についていくものなのです。

例えば、こんな人がいました。高校3年間を野球部で毎日練習に明け暮れていたA君は女性との交際経験はありません。しかし、なぜか彼の周りにはいつも女子生徒が集まっていました。同じ野球部の同級生のところには誰も行かないのにです。

別に取り立ててハンサムでもないしレギュラーメンバーでもありませんでした。それなのになぜでしょうか。それは、A君が女の子の好む雑談を軽くしていたのです。では、なぜA君は女の子の好みの雑談ができたのでしょうか。

勿論、女の子の好みの話題を調べたりはしていません。彼は、姉と妹の間に生まれた子だったのです。子供のころから無意識に女の子の好む話題を感じ取っていたから自然とそうできるようになったのです。

いまからでは、もう遅い。と考えますか?いえいえ、いつからでも良いのです。毎日、誰かと一言で良いから雑談を始めてみてください。最初は朝の挨拶からだけでもよいのです。そして、できるだけ多くの人と接することの出来るアルバイトをしてみてください。

私はガソリンスタンドでアルバイトをしていました。いろいろな人がやってきます。性別・年齢・職業などすべてがバラバラでした。しかし、いつの間にかその人の喜ぶ雑談を一言二言、言える様になっていました。多くの人と接する事で開けた就職活動。次にはあなたに体験して頂きたいと思います。