• RSS

就活合説で「こいつデキル!」と一目置かれるための4つの基本マナー

各会社が貴重な時間を割いて、就活生のために情報提供してくれる場を就活合説といいます。事業や業務内容、社の雰囲気等を社員自ら説明することによって、優秀な人材を多く確保するのが目的です。

社員の一方的な説明だけでなく、就活生側からも気軽に質問ができる合説では、最低限のマナーを守らなければイメージダウンにも繋がり、後の就活に悪影響を及ぼす危険性もゼロではありません。

人事担当者がいつどこで、就活生を厳しくチェックしているかなんて分からないものです。ここでは、「おぅ?こいつデキルな!」と思われるマナーが、自然ととれる就活生を目指しましょう。

基本的なマナーその1・モバイル電源OFF

電源OFFなんて当たり前でしょ!とがっかりする方もいるでしょう。しかし、どうしてもやってしまうマナー違反がこれ。スマートフォンや携帯電話の電源OFFは基本中の基本。来場する際、もしくは説明会開始前までには、電源の確認をして下さい。

その他、個人面接の順番待ちや会場内を回っている時など、メールのチェックや検索操作に夢中になっている人も少なくありません。テレビCMでもお馴染みの「ながらスマフォ」は、周囲の方に対する迷惑行為となりますので、会場での利用には、十分注意を払うようにしましょう。

基本的なマナー2・挨拶はしっかりと

参加者が全く知らない人だからと挨拶もせず、無視するような態度をとってはいけません。会場にいるすべての就活生に対して、挨拶をする必要はありませんが、席が隣の人、資料を配ってくれた人など、少なくとも自分に関わった人間に対する挨拶は、忘れないようにしてください。

もしかすると、就活生だと思っていた人が、どこかの企業の採用担当者である可能性も否定できません。相手を選んで挨拶をしろ、ということではありませんが、なんとなく視線が会った人、席を譲ってくれた、たまたま隣り合わせになった、トイレの順番を譲ってくれた、肩やかばんがぶつかった、などの状況での挨拶は、最低限のマナーです。

知っていますか?宝塚歌劇団に通う生徒は、とある電車に向かって深く頭を下げ挨拶をするという習慣があるということを。

その理由は、猛スピードで過ぎ行くこの電車に「もしかすると上級生やOB、そして学校の先生が乗車しているかもしれない、相手が挨拶しているかもしれないのに、こっちが無視いると思われたら大変だ!失礼にあたる」ということから、関係者が乗っているであろう前提で、深く頭をさげるのだとか・・・。

数百キロものスピードで走り去る電車の中からも、当然外からも、相手のことを確認するなんてことできないはずなのにね。

基本的なマナー3・服装

多くの就活生が頭を悩ませるのが、「私服可」「服装自由」という指示。「そっかラフな格好でいいのか!」とジーンズやフリフリリラリラのミニスカートで参加しては絶対にダメ!そんなの常識でしょ!と怒鳴り散らしたいところなのに、毎年必ず一人や二人は、そんなおバカな就活生を目にします。

服装は自由と指示しているのですから、それが採用に響くことはありません。ただ、採用担当者や各企業の社員に変な先入観を与えてしまうのは確かです。内定には無関係とはいえ、面接する側も人間です。一度感じた違和感は、簡単に払拭できないものです。

その他香水のつけすぎも絶対に避けるべきですが、最近多いのが柔軟剤の強い香り。清潔感をアピールしたいがあまり、柔軟剤を過剰に使用し、強烈な臭いを撒き散らしている人もいますので、十分注意しましょう。あなたを癒してくれる大好きなその香りは、他の誰かの嗅覚を破壊し続ける脅威と化している可能性も・・・。

基本的なマナー4・適度なカバンを選ぶ

男性に多いのが、最低限必要なペンとノートをスーツのポケットに入れて参加するケースです。合説では色々な資料が配布されます。カバンを持たずに参加すると資料をまとめることができず、ボロボロにしたり、紛失するなどの問題も発生します。

やむ終えずと、レジ袋をゲットするも、ビニールに詰め込まれた資料を手にしたスーツ姿の男が、電車やバスに乗る姿は残念でなりません。

また女性に多いのが、化粧品や空腹を満たすための非常食、大量の筆記用具に辞書、その他臭い消しに使用する消臭スプレーなど、色々なものを持参するケースです。

せっかく大きめのカバンを持参するも、資料を収めるスペースがない為、強引に詰め込まれたでこぼこのカバンを手にした電車での姿は残念でなりません。

合説に必要なモノを精査し、配られた資料が収納できるサイズのカバンを準備するようにしましょう。ブランドマークがドデーンと入っているカバンではなく、ダーク系のシンプルなカラーで、自立するタイプを選ぶのがおすすめです。