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辞めたいと呟く前に!仕事の暇な時間に資格勉強【ワープロ・表計算】

仕事の手順や人間関係に慣れてくると、自分が毎日同じことを繰り返しているような錯覚に囚われる瞬間が何度もあります。自分がやっていることが、何かの役に立っているのか。何か大きな成果が得られているのだろうか、と。

そんな風に思ったとき、考えることは大きく二つあるのではないでしょうか。

ひとつは、転職。思い切って仕事を辞め、自分探しをしてみたいと思う人は少なくないでしょう。もうひとつは、ステップアップ。何かを学んで、自分のスキルを増やしたいと前向きに考える人も多いと思います。

転職するにしてもステップアップにしても、何かの資格を取得するというのは良い手段だと思います。ただ、先生のいる口座に通うのは、お金も時間もかかってしまいますよね。

今回は、仕事の合間や休日の、空き時間の学習を積み重ねてることでも取得が狙える資格を、いくつかご紹介したいと思います。

ワープロ

Wordなどのワープロソフトがまったくの初心者という人は少なくなったかもしれません。しかし、試験に臨む速打ちということになると、少し話が変わってきます。表や地図など、試験によって出題範囲は異なりますが、文章の速打ちがないという試験はありません。

入力が速いといっても、パソコン画面とキーボードだけを縦に見ながら作業するメール作成や自分で考えるビジネス文書作成などと、原稿・キーボード・画面の3点を視線が行き交う試験条件とでは、成果は大きく違ってくるかもしれません。

どれだけキーボードの操作に慣れたとしても、1日10分、文章を入力・変換する練習を続けることには意義があります。これは、初心者にも操作の熟練者にも、共通に言えることなのです。

表や画像の挿入、地図など図形の作成についても、残念ながらいきなりできるようになる近道はありません。入力同様、慣れなのです。わたしは、日替わりでテーマを決めて、毎日20分程度をこのあたりの練習に使いました。

これで、ワープロだけなら毎日30分前後の練習で済みます。早い人なら、3ヶ月しないうちに検定試験が受けられるレベルに達することが出来ると思います。

練習には、特別なテキストを購入する必要すらないかもしれません。ネット上には、資格を取得した経験者や上級者レベルの人たちが、試験の傾向や内ノウハウを公開してくださっているWebページがたくさんありますので、まずは検索し、自分に合ったページを探してみてください。

ワープロ関係の検定は、MOS検定、パソコン検定、日商PC検定、CS検定、microsoft office specialist、Word文書処理技能検定などがあります。

表計算

ワープロで作るような紙面もExcelなどの表計算ソフトで作成してしまうという人が多いというくらい普及してしまっている一方で、かなり出来るけれど資格は持っていないという人が多いのも事実です。

表計算の検定は、そのほとんどが関数の応用です。それこそ四則計算だけの関数から、いくつかの関数をマトリョーシカのように入れ子にしてやっと結果が出せる複雑なものまで、範囲が広いのが特徴です。

関数の試験対策としてオススメしたいのが、日経ビジネス等の雑誌にときどき掲載される、現場で役立つ関数の特集記事です。給与計算や金種を分けるための計算など、試験に好まれる傾向のある関数が多く紹介されています。

また、関数は過去問を多く解くことが必勝の秘訣です。ネットに紹介されている過去問や、発売されている過去問集などを使って、毎日30分程度を関数の勉強に使うようにされたら良いかと思います。

また、関数以外の出題範囲としては、条件付き書式、セルの書式設定、フィルタ操作、図形の挿入などがあります。こちらも、過去問から大きく離れた問題が出題されることは少ない傾向のようです。

表計算関係の検定は、MOS検定、日商PC検定、CS検定、microsoft office specialist、Excel表計算処理技能検定などがあります。

このあと、ほかの検定についても少しご紹介します。