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知っておきたいお酒の付き合い!仕事でのおごるおごられるの原則

社会人になったら仕事の後の一杯も仕事のうち。何かと気を使う時間外労働は出来る事なら避けたいという若者も最近は多いもの。

しかしお酒の席で商談が決まったり、仕事上の勘違いを教えてもらえたりと仕事にかかわる重要な情報も多いもの。暗黙のルールや気遣いを知って賢く出世しましょう。

上司に誘われた時

明らかに上司からお誘いがあり、「これはおごってもらえるはず」と確信が持てる時でも、「ごちそうになります!」なんてあからさまにおごることを前提とした発言は避けましょう。「今日はおごるから」と言われなければ原則として割り勘だと思い上司が支払いを済ませている間に財布を出して待っています。

上司がすぐに支払いをしない場合はすすんで伝票を持って「先に清算を済ませてきます」と上司に告げ支払に行きます。「ここは自分が出すから」と言われなければ、タイミングを見て「すみません一人いくらでした」と割り勘の代金を請求します。

メニューはおごってもらう時は一番高いものと一番安いものは避けるのが暗黙のマナーです。先輩がいる場合は合わせるのが一番簡単です。親しげな上司なら構いませんが、めったに同席しないような上層部の方との食事はいくら食べたいからと言って変わったものを注文するような目立つような事はしない方が良いでしょう。

おごってもらったお礼

おごってもらった時には翌朝必ず一言「昨日はごちそうさまでした」というお礼を一番にします。お歳暮やお中元などで返す必要はありません。先輩などには缶コーヒーなどのちょっとしたものを送るのも良いかもしれませんが、基本的にはもので返すことはしません。

年が近い先輩だったら、「今度は自分がラーメンをおごります」など、お昼を御馳走したり、喫茶店でのコーヒー代を出すのも一つの方法ですが、後輩におごってあげたという優越感を味わいたい人もいるので変に気を回し過ぎると気分を損ねてしまいます。

他にも同席した人がいるのなら合わせるのが一番ですが、とにかく感謝されるのがうれしいはず。「アドバイスを聞けて参考になりました。」「励ましてくれてありがとうございました。」など、相手の目的に合わせたお礼が一番効果的です。</span

お酒が飲めない人

「お酒が飲めないから行かない」という断り方はNG。「飲むことが出来ないのですが ウーロン茶でも構いませんか?」などと聞いて相手がOKならば行くべきでしょう。一緒にお酒が飲みたくて誘っているのではなく、話がしたくて誘っているのだと思います。

グラスに半分だけ注いでもらって、口をつけるふりだけしてテーブルの上に置いておいてもOKです。酔っているふりをしてでも、付き合って先輩や上司のアドバイスを聞く方があなた自身にとって有意義です。

「お酒が飲めるように特訓してあげる」と言う人には 医師に禁じられているとか花粉症の薬を飲んでいるなど納得する理由を言って断りましょう。お昼御飯に同席するのも一つの方法です。

取引先やお客様と飲む時

社外接待はまた特別なルールがあります。最近は交際費も出にくくなりましたが、もし自腹でおごる時でも会社の名前で領収書を切るなど相手が恐縮しないような気使いが必要です。

伝票はなるべく相手に気が付かないところで先に済ませるのがポイントです。トイレに行くふりをして支払いを済ませるなど相手に気づかいをさせない工夫が必要です。

もちろんタイミングはその都度違うものです。慣れてくればベストのタイミングが見えてくるはずです。

飲み会にも出世のヒントが

大切なことは周りに合わせる事。暗黙のルールはその会社独自のもので、勝手な判断で行動すると礼儀知らずだとか不義理だと言われてしまいかねません。

最初はわからないので目立たないように行動し、先輩の様子をじっくり観察しましょう。そのうちその先輩に取ってかわり、もっとうまく立ち回ることが出来るようになれればその先輩よりも出世できるようになるかもしれません。

また、無意味な飲み会に自分の時間を割いて参加したくない気持ちもわかりますが、出世のヒント等もたくさん隠れています。上司や先輩からの仕事に対するアドバイスなども、うざったく思わないで「勉強になります」といって素直に受けると人間的にも大きくなれるはず。

お酒が入っている時でないとなかなか注意が出来ない時代なので、自分の勘違いなども発見できる良い機会です。良い仕事がしたいと思うのならお酒の付き合いも必要でしょう。