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有利な時期があるって本当?Q&Aで見極める転職ベストタイミング

転職といっても、そのタイミングや時期は人それぞれ。スキルアップや収入アップなど転職によって得られるメリットはたくさんあります。ただ、今置かれている状況によっては、転職によって、将来へ悪影響を及ぼす危険性もありますので、十分な注意は必要。

ここでは、あらゆる状況から転職に最適な時期を紹介していますので、「この時期で大丈夫?」と悩んでいる人は、転職によってもたらされる損得を理解し、少しでもベストなタイミングがつかめるよう参考にしてください。

質問その1・転職したばかりだけどまた転職したい!これってダメ?

勤務先の倒産等、不本意な転職を余儀なくされている場合は例外ですが、経営状態は悪くないものの、何度も転職を繰り返している人に対する評価は悪くなります。

例えば、半年前に入社したばかりだけど、当初言い渡されていた待遇と、実際のものに大きな差がある、給料は高いのに、いざ働いてみると残業がとても多いなど、不満ばかりで、1年もしない間に何度も転職するのは、良くありません。仕事の良し悪しは1年足らずでは分からないでしょう。

それをたったの半年で不満ばかりが募ってしまうのは、この状態で転職に踏み切った、本人に問題があるとしか判断されません。転職したばかりなのに、なぜ再び転職したいのかを、自分なりに整理し、転職のあり方をもう一度検討してください。

不満の理由を整理することで、次の転職への失敗を避けることができるはずです。ちなみに、少なくとも2,3年は同じ会社で働いていた方が、転職には有利です。短期間で転職を繰り返している方は、相手が納得するだけの理由を準備しなければ採用は難しいでしょう。

質問その2・資格取得前後、転職のタイミングって?

中途採用は、即戦力が求められるため、転職を決めたその日から、スキルアップのためにと何かしらの資格取得に力を注ぐ人も増えています。しかし、在職中に資格取得を両立させる人、仕事を辞めてから資格取得に専念する人と2つのタイプがありますが、どの方法が転職には有利なのでしょうか。

結論から言うと、在職中に資格取得を行うことがベストです。なぜなら、退職から資格取得を現実にするまでには仕事のブランクができてしまいます。いくら、資格が取得できたとしても仕事に就いていない時期が長ければ長引くほど、それだけ仕事の勘を取り戻すまでに時間がかかってしまうと判断されるため、転職は厳しくなるでしょう。

特に中途採用に求める企業側のスキルについては、難易度が高いケースがほとんどで、資格取得までにかかる期間が長期にわたる場合がほとんどなのです。資格取得に専念したい気持は理解できますが、失業保険需給の間に資格取得を可能とし、次の転職先が決まる保証なんてありません。仕事のブランクは、転職に大きなマイナスを与えると覚えて置くようにしましょう。

質問3・住宅ローンを検討中!購入前後、どちらが転職のタイミング?

意外と多いのが、家を新しく購入したと同時に、仕事も心機一転と考える人。今後、発生する住宅ローンのことを考えるとこのままの仕事では、厳しい、これを機にまた新しい仕事で頑張りたい、そう考える男性は少なくありません。その場合、どのタイミングで転職をしたらいいのか悩むところ。

結論は、 在職中にローンを組むのがおススメ。なぜなら銀行で住宅ローンを組む場合、審査の条件の一つに勤務年数があります。転職後1年や2年程度では、信用に値する人と判断されないため、ローンが組めない場合があります。

貸付をする以上、その人にこの先も安定した収入があるか、返済する能力があるかの有無を審査しますので、住宅購入を住宅ローンでと検討している場合は、勤務年数の長い在職中に行うようにしましょう。

質問4・出産前後、損得を考えると転職の時期はいつがいい?

女性に多いのが、20代後半から30代にかけての妊娠。そろそろ、子どもも欲しい、でもいずれは転職も考えている場合は、育児休暇について事前に確認することをおススメします。なぜなら育児休暇の条件として、転職後1年間は、育児休暇が取得できないと定められているケースが多いからです。

また一般的な会社で定められているものが、同じ事業主に1年以上雇用されている、また子供が1歳を超えても引き続き雇用の見込みがあるという2つの条件をクリアする必要があるのです。

ただ、現実的な問題として考えられるのが、子どもを抱えている女性の就職の厳しさです。特に子育てと仕事を両立させつつ、正社員として働きたいという場合には、転職のタイミングはとても重要。主婦やママになる以前に、育児休暇が充実し、子育て仕事の両立に理解がある会社へ転職を計画し、環境を整えてた後で、子育てについて考えるのがベストな方法だと言えます。