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失敗も成功も結局は自分次第!転職で後悔しないための6つの心得

以前の日本では終身雇用が当たり前でした。しかし最近では転職することもめずらしくなくなり、ヘッドハントする仕事なんてものも存在します。

しかし、例えば30過ぎてからの転職ともなれば、少なくともその企業で10年くらいのキャリアを積んでの転職になるわけです。10年勤続すれば、さまざまな肩書もついているかもしれませんし、たとえヒラでもそれなりに社内で認められる存在になっているはずです。

それでも現在の仕事に不満があるか、あるいは不満はなくともより良い条件などを求めて転職を考えるわけです。しかし、必ずしも転職が成功するとは限りません。

心得1 「なぜ転職したいのか」を明確にせよ

多くの場合は「仕事がきつい」「給料が安い」「人間関係に問題」というように、現在の会社に不満がある場合が多いかと思われます。中にはより良い条件でヘッドハントされたため転職を考えた…なんて人もいるかもしれませんが、これはごく少数でしょう。

転職するためには、まずその理由を明確にする必要があります。なぜなら、それが次の会社を選ぶ基準になるからです。仕事が楽で給料が良くて、周りにはいい人がいっぱいでやりがいのある仕事内容、そんな仕事はまず存在しませんから。

そもそも転職における成功の定義も人それぞれです。年収アップなら成功なのか、仕事の内容なのか、つまり、転職するにあたって自分がどの条件を優先するかを明確にすることが、転職を成功させるポイントなのです。

心得2 焦って転職するな

今の職場から1日も早く逃げ出したい、そんな状態で転職すると、失敗する可能性が高くなります。焦れば焦るほど、他の企業が良く見えてしまい、結果、仕事内容や条件面での確認がおろそかになってしまうからです。

そのため、転職できたはいいがやりたいと思っていた仕事と違う、思ったより給料が安いなどの理由により、また転職を検討する羽目になってしまいます。焦れば焦るほど、隣の芝生は青く見えると思っておきましょう。

心得3 自分を有能だと思うな

自分の能力を過大評価している場合も、転職に失敗する可能性が高くなります。こういうタイプは、どこの企業に行っても「もっと評価されていいはず」と思いがちです。しかしよく考えてみましょう。

よほどの経歴でもない限り、転職するたびにステップアップなんてなかなかできるものではありません。お願いされてヘッドハントされた場合でない限り、少なくとも報酬的には前より下がる場合も少なくないでしょう。それなのにいつまでも「俺様」状態では、結局満足できる転職など難しくなってしまいます。

心得4 前の会社の話を持ち出すな

転職するとついつい前の会社と今の会社を比較してしまいます。自分の中で比較するだけならいいのですが、それを口に出してしまうのは危険です。

せっかく転職しても、「前はこうだったのに」「こんなはずではなかった」等感じると、ついそれを口に出してしまいがちです。しかし、中途で入ってきた人間が自分の会社の愚痴を言い出したとしたら、そんなものを聞きたい人はいるでしょうか?

たとえ普段は会社の愚痴を言っている人でも、部外者に会社の悪口を言われればいい気はしません。転職してきたばかりでは、あなたはまだ「部外者」なのです。半年なり1年過ぎるまでは、会社の愚痴は控えるべきでしょう。でないと、新しい職場で敵を作ってしまい、また転職を余儀なくされるかもしれません。

心得5 時には諦めも肝心

一度転職すると、どうしても「辞め癖」がついてしまいがちです。しかし、何度も転職したからと言って、そうそういい会社に巡り合えるわけではないのです。何度も転職すると、それだけ年もとるわけですから、どんどん条件が悪くなる可能性もあります。

以前知り合いに「お見合いは最初の人に決めろ」と言われたことがあります。何度もお見合いしていると、「あぁ、この人よりはあの人の方が良かった」と思ってしまい、何度お見合いしても満足できない場合があるのです。

お見合いも転職も、完璧なものは難しい。ならばどこかの条件を妥協し、どうしても譲れない条件をクリアしていたら、他の部分には目をつぶることも大切です。足るを知る精神を持ちましょう。

心得6 転職=天職ではないと知れ

どんな理由で転職を考えるにしろ、今の会社に不満があるから転職を考えるわけです。そうなると、つい転職さえできればバラ色の人生が開けるのではないかと夢をみがちになってしまいます。

しかし転職が珍しくない世の中になってきたからと言って、転職はそんなに甘いものではありません。転職を繰り返してどんどん条件を悪くしてしまうことがないように、本当に自分は今転職すべきなのか、よく考えてから転職しましょう。