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高齢者が仕事をする時に気をつけたい健康のために3つのポイント

最近では、高齢になってからも仕事を続ける人も増えているようです。将来的にもらえる年金にも不安を覚える人もいて、一生働ける手に職を考える人や、今のうちに老後のお金を貯める人もいます。

もちろん、高齢になってから仕事をしてはいけないということはありませんが、その際に健康に気をつけておきたい3つのポイントがあります。

ポイント1.心と体にどれだけストレスを与えるか?

仕事によって心と体が元気になる仕事もあれば、疲れ果ててしまう仕事もあります。「早く次の日にならないかな」とわくわく出来る仕事もあれば「もう行きたくない」と逃げたくなる仕事もあります。

これは、高齢じゃなく若いうちからも出来れば次の日も行きたくなるような仕事をしたい人も多いのではないでしょうか。でも、それを見つけるのが中々難しいこともあるでしょう。心のストレスは体にも影響を与えるので、高齢になれば余計に意識しておきたいところです。

楽しくて充実した仕事は心のエネルギーを充電してくれて、楽しい仕事をしている人ほど若々しく長生きしているというデータもあります。逆に仕事が苦しくて続けたくないという人は「これだけ辛い仕事ばかりなら」と、人生がどうでもよくなる人もいます。

高齢でも、楽しい仕事をしている人は、顔がイキイキしています。心と体にストレスを与えるのか、充実感を与えるのかでは、全く別のものになるでしょう。

ポイント2.生活のバランスが崩れないか?

仕事が忙しくて食事もままならないのは、若いうちはいいかもしれませんが、高齢になれば食生活にも気を使いたいものです。また、とにかく食べればいいというわけでもなく、 健康を考えるなら野菜や果物、必要ならサプリメントなども頭に入れておくといいかもしれません。

サプリメントなら、仕事が忙しくてもすぐに摂り入れることが出来ますし、野菜や果物も難しい調理をしなくても簡単に食べられます。炭水化物を食べ過ぎると眠たくなったり、赤肉や魚肉などのタンパク質も、物によって質が違うようで、より体に良いものを選択したいものです。

充実した仕事をしてイキイキしている人でも、体にあまり良くないものばかり摂り入れていれば、疲れが中々抜けなかったり、ケガをしやすくなったりします。高齢であればより意識を向けたいところです。

ポイント3.やりがいや生きがいなどがあるか?

高齢に限らず、仕事はやりがいや生きがいがあるものじゃないと、どこかの時点で急に虚しくなったり、仕事をやる意味が分からず、急に投げ出したくなることがあります。どれだけ体を頑張って動かそうとしても、どういう理由でそれをやっているかで、心の反応が変わってくるようです。

心と体はどちらが強いかといえば、周りを見ると分かります。一生懸命仕事をしたのに、全てを投げ出してホームレスになる人、一流大学を出たのに全く別の道に進む人、お金持ちと結婚して玉の輿に乗ったのに離婚する人。

人の心は頭で考える以上に体を動かす強い影響力があります。なので、仕事にやりがいや生きがいがないと、無理して続けないといけなくなるかもしれません。そして、無理をするとストレスがかかるので、健康的とはいえないでしょう。

これをやっていて楽しい、充実する、こだわりがあるというやりがいと、これを生きている間続けたい、これをやっていると時間を忘れて夢中になれるという生きがい、これらがある仕事はすぐに見つからないかもしれませんが、これをやることは人生でも大切なことではないでしょうか。

やりたい仕事を見つけるのは遠回りに見えるかもしれませんが、やりたくない仕事でいつまでも充実感ややりがいを感じずにいるのと、その仕事をやるたびに幸せや充実感を感じるのとでは、どちらがいいでしょうか。

こうしたポイントは、高齢の方だけではなく若い人でも実践出来ることがあると思います。健康と仕事は天秤にかけられることが多いですが、とかく仕事のほうが優先されがちです。そのバランスを上手く取ることが、健康でありながら充実した仕事が出来るところではないでしょうか。