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転職の本当の意味。3パターンからみる転職の実情

転職とは

転職するのは、悪い事ではありません。むしろ積極的に転職して欲しいくらいなのです。その意味は、後ほどに述べる事としておきます。

かつて日本では、終身雇用と言う考え方が根強くあり転職を繰り返す人は軽く扱われた時代がありました。しかし、すでに世の中は変わってきているのです。そのひとつが転職と言う事への考え方です。

先ず、転職と一言に言ってもおおまかに3種類の転職があると私は考えます。それは、「転業」と「転職」そして「転社」です。

転業

ここで言う「転業」とは、正しく業態を変える事、すなわち全く別の業界に移る事です。これまで、家電量販店でフロア販売を行っていた人が印刷会社の工場勤務をするなど全く違う業界、業種へ移る場合などはそうでしょう。

まるっきり新しい業界に移るのですから、本当に一から出直したいと考える人には向いているかも知れません。しかし、業界用語や慣習などクリアしていかなければならないハードルはかなり高いですが稀にここで想像もつかなかった適正が発見される場合もあります。

転職

次に「転職」とはどんなものなのでしょうか。先ほどとは違い職務を変えるという意味になります。

家電量販店のフロア販売から同じ業界の別職務、例えば家電メーカーの営業になる場合などを想定して頂ければよいかと思います。これなら、それまでに培ってきたスキルも多少なら生かせるでしょう。

ただ、気を付けなければいけない事は、立場が変わっているという事を理解して物事を考えなければなりません。そのスタンスの切り替えがいかに早く身に着けられるかがとても大切です。

転社

最後に「転社」について説明しましょう。これは、やっいる仕事はそのままで勤務先のみを変える事です。

家電量販店でフロア販売をしている事は同じなのですが、勤務先がA社からB社に変わっている状態です。案外、このパターンの人が多いのではないでしょうか。

優秀な成績を収めている人は外部からみても分かってきますしそんな人はライバル企業からも注目されています。ヘッドハンティングなどで移籍する人も実際にはかなりの数になっているでしょう。例外的には定年退職したやり手の営業マンがライバル先にいたなんて話もよくある事です。

さて、今のあなたが考えている転職はどのパターンに当てはまるのでしょうか。きれいに3パターンのいずれかに当てはまるとは限りませんが概ね合致するものに当てはめてみてください。そして、どのパターンであっても先ずやってほしい事は今の勤務先を辞めたいと思った理由を明確にしてください。

単に、上司とそりが合わないなどの理由なら転職しても同じ理由で再転職する可能性が非常に高いのです。企業はあなたが思っているほど優しくはありません。即ちは失敗するのです。。それは、どこでも同じだと考えてください。

いかかでしょうか。転職を行わざるを得ないという結論に達したのならそこからが成功へのスタートになります。

やりたい仕事があるのなら、その業界を徹底的に調べてみましょう。人づてにその業界の人を紹介して貰って直接、話を聞いてみるなどは特にお勧めです。その時の熱意が伝わって希望の業界に転職できたという方もおられます。転職情報誌の利用や転職セミナーへの参加も良いでしょう。やれる事を全てやってみてください。悔いの無いように。

最後に一つだけお願いがあります。転職の時にやってはいけない事を教えしますのでこれだけは守ってください。

それは、レベルを下げて妥協した転職は決してしないでください。必ず失敗して後悔します。

転職は、自らのレベルアップそしてスキルアップになると判断した時にのみ行ってください。そうしていく事で転職するたびに成功して一段ずつ高い所へあなたは上っていけるのです。