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これぞ内定を制すメソッド!就活面接の「尊敬する人」にどう答える?

就活の面接では、必ず質問されることがいくつかあります。その中の1つに「あなたの尊敬する人は?」と聞かれるでしょう。就活に関する情報書やネットの情報では「親と回答してはダメ!」「歴史上の人物が最適」等いくつかの回答例がありますが、そんな事で本当に内定を取れるの?と不安に感じる人も多いはずです。

では、就活の面接の際に聞かれる「尊敬する人」に、どのように答えたほうがベストなのか、詳しく考えてみましょう。

ポイント1・質問の意図を考える

まず重要なのは、「尊敬する人」に対し、どのように回答するのかを考えるのではなく、その質問にはどのような意図があるのかを理解することです。就活の面接では、色々なことを質問されます。

その場合、参考書通りの答えでは、他の就活生に差をつけることはできませんし、良い就職先を見つけることも不可能です。内定を獲得するためには「聞かれたことに答える」のではなく、「自分の特徴や良さをどう伝えるか」を考えるのがポイントとなります。

例えば、就活面接における「尊敬する人は?」から、「あなたの価値観」を知ることができます。面接官は、尊敬する「人物」が知りたいのではなく、尊敬する人の生き方や考え方、行動や姿勢が、あなたの人生にどう「影響しているのか」を知りたいのです。

多種多様な人と仕事をする上で、「価値観」はとても重要です。いくら優れている人材でも、周囲の人間と異なる価値観であれば、チームワークを乱すだけで、良い仕事ができるとは思えないと判断されるでしょう。

また、各企業によって考える価値観は千差万別。面接用に準備された尊敬する人の回答次第では、価値観の違う企業に採用されるケースもあります。その場合、本当の自分の持つ価値観とは異なった環境で働かなければならず、そのストレスから遅かれ早かれ、その職場を去る結果になることもあるでしょう。

せっかく手に入れた就職先で快適に働くためには、「内定に必要な回答」を準備するのではなく「自分の価値観をどのように伝えられるか」を考えて、答えを見つけるようにしなければなりません。

ポイント2・両親は難易度が高い?

自分の人生に大きく影響を与えたのが両親であれば、「両親」と回答しても、嘘にも間違いにもなりません。両親が尊敬に値する人なんて、こんなに素晴らしいことはありませんよね。

しかし、可もなければ不可も無い、そして嘘偽りもない模範的な回答だからこそ、就活面接では高く評価されることもありません。あまりにも理想的で定番の答えでは、面接官の心の深いところをグッとつかむことは難しいでしょう。面接官とは、各企業によって色々です。

両親と答えて「泣けるな~」と感銘を受ける人、「きました定番!」と話を聞く前に落胆する人など本当に色々です。さらに、ありきたりの理由では当然、自己PR度が弱くなります。「ボクを生んで、一生懸命育ててくれた両親を心から尊敬します」そんなこと百も承知だ!だよね。

ポイント3・説得できる理由を準備する

では、どんな人がベストなのか?有名人をあげる人、歴史上の人物など色々と迷うかもしれませんが、結局のところ誰でもいいのです。

例えば、Appleを作った人物として有名なスティーブ・ジョブズ、IT成功者のビルゲイツ、facebookを作ったモンスター学生のマーク・ザッカーバーグ、Google創始者ラリー・ペイジ、そして日本が誇る野球界の怪物イチローなど、多くの尊敬に値する人物は存在します。

ただ、何度も言いますが「誰?」が重要ではなく「なぜ?」が重要。イチローと回答する場合には、イチローのどのような生き方、野球に対するどのような考え方、そして彼のどんな姿勢に感銘をうけ、尊敬できるのか、熱く語れることがポイントなのです。

「僕もイチローに習って、毎朝そしてもう何年もカレーばかり食べています」など、トップアスリートが行う事で注目されるルーティンを身をもって体験している事等がアピールできれば、あなたの印象を良くも悪くも深く残せるポイントになるかも。「あぁ~、あのカレーの人ね!」とかね。