資格取得は採用へのパスポートではありません

資格を持っていない人と、持っている人だったら、やはり、持っている人のほうが有利に転職活動を進めることができます。しかし、資格を持っているから、フリーパスのように転職試験に合格できるわけではありません。

場合によっては、資格を持っていなくてもヒューマンスキルを評価してもらい、採用を手にする人も少なくないのです。面接官や採用担当者のタイプにもよりますが、人間性を評価してくれるケースは意外に多いのです。

資格は持っているだけでは意味がありません。資格ばかりたくさん持っていて、経験や実績が少ない、所謂、資格マニアの方も多いですが、残念ながら、いくら複数の資格を持っていても、それを活かす経験がないと採用してもらうことはできません。

資格を生かすも殺すも、あなた次第なのです。重要なのは、資格を取得した後に、その資格を使ってどのような仕事をしてきたのか？という点です。面接官や採用担当者が知りたいのは、資格を活かして得た経験と実績なのです。

教育訓練学校のメリット

「転職はしてみたいけど、セールスポイントになるような資格がない・・・学校に通うお金もない・・・」という人は、職業訓練学校をおすすめします。職業訓練学校なら、無料で資格取得の講習を受けることができます。

無料で講習が受けられるだけでなく、失業手当やその他の手当までもらえるので、生活費を気にすることなく、手当をもらいながら資格取得の勉強をすることができるのです。

退職後に、なかなか転職が決まらずに困っている方は、是非とも職業訓練学校に通うことを検討してみましょう。転職活動が長引きブランクができてしまっても、職業訓練学校に通っていたという実績があれば、卒業後に転職試験を受ける時も良い印象を与えることができるのです。

転職活動中は、どれぐらい転職に向けての努力をしてきたのか？という点を重視する採用担当者も多いのです。そういった意味でも、転職活動中に職業訓練学校に通っていたという経歴はプラスになるのです。資格まで取得できたら、さらにプラス評価が増えるのです。

職業訓練学校は誰でも入学できるの？

職業訓練学校は誰でも入学できるわけではありません。なぜなら、募集している時期も人数も限定されているからです。募集のない時期に退職してしまった方は、残念ながら講習を受けることができません。

退職後に、職業訓練学校に通って資格を取得したいという目的があるなら、ハローワークで情報収集をして、いつぐらいから職業訓練学校の募集が始まるのか、定期的にチェックすることをおすすめします。その時期に合わせて計画的に退職をすれば、職業訓練学校に通える可能性が高くなるのです。