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人見知り必見!グループディスカッションでうまくアピールする方法

多くの企業が選考過程で、グループディスカッションを取り入れています。就活生は、数人から数十人のグループで、企業から与えられるテーマに合わせて話し合うのです。限られた時間の中で結論まで導かなくてはならないため、それぞれの焦りや緊張はひとしお。

ですが面接官も同席しているため、そんな素振りを見せてはいけません。グループディスカッションで企業が注目しているものの1つが、その人の表情だからです。会話をすべて聞き取っているわけではありません。話している時の表情や態度を見ています。

ということは、基本的に楽しそうで、かつ、自然な笑顔で人と接していれば、問題ないでしょう。人見知りでも、まずは笑顔で「話を聞いていますよ」ということをアピールしておきましょう。発言が少なくとも好印象を残せれば、次に進むチャンスとなります。

基本的なスタンスが分かったところで、次にグループ内の役割を決めねばなりません。多くの場合は、就活生同士の立候補によるものです。主に司会、書記、タイムキーパー、発表者が挙げられます。役についているほうが、有利なのは間違いありません。

経験上、なにかしら役割を担っていた人同士、次の選考会場で再会することが多かったです。そう、ここでどのポジションを選ぶかが、勝負の分かれ目といえるでしょう。いったいどれを選べばいいのでしょうか。

ずばり、司会をおすすめします。「企業研究が他の人より甘い気がする」「テーマでは自分の意見が出しづらい」という人は、ぜひこのポジションを選んでいただきたいです。ここでその理由を説明しましょう。

まず、発表者に立候補するとすれば、自分のプレゼン能力によっぽど自信がなければなりません。人前で話すことに慣れているといっても、緊張はぬぐえないでしょう。また、もしかすると班での意見がまとまりきらない可能性もあります。自らハイリスク・ハイリターンを背負う必要はありません。

続いて書記はどうでしょう。悪くはありませんが、書くことに気を取られやすく、自分の発言ができにくくはなります。もし選ぶなら、たまに顔を上げ「ここまでの意見を整理しますと…」と言って話すというぐらい、構えている必要があるでしょう。

タイムキーパーに関しては、居ても居なくても変わらない、という部分が強いです。ほとんどの学生は腕時計を身につけているため、時間はみんな気にしています。わざわざ立候補する必要はありません。

では、司会の利点とはいったいどこにあるのでしょう。それは、自分の意見がなくとも、スムーズに話し合いを進めていけるところにあります。多くの就活生が企業研究を行い、自分の考えをまとめています。

グループディスカッションでは、それをなんとかアピールしようと、果敢に発言することでしょう。周囲のもっともらしい発言や考えに、自信をなくすかもしれません。ですが、司会というポジションならば、その意見を「まとめるだけ」でいいわけです。

たとえば、Aさんの意見が「目の不自由な人にも分かりやすい商品づくり」、Bさんの意見が「耳の不自由な人でも使い方が分かる商品」だとすれば、「身体の不自由なすべての人のための商品づくり」であると、まとめればいいのです。

さらに、周囲の意見を盛り上げることも忘れてはなりません。笑顔で「それはとてもいいですね」とアイデアを褒めて、「なるほど!」という相槌を入れることで、話している様子も自然に見せることができます。人見知りの方でも大丈夫です。笑顔で相槌を入れているだけで印象がよくなります。

また、人見知りだからこそ、一生懸命会話を盛り上げようと、喋る機会が増えるので、緊張がほぐれるのです。また、自分自身が話し過ぎているかもしれないと感じても大丈夫。司会なので、自然に話す回数は増えるのです。

そう言えば、新入社員に企業が求めるものはたくさんありますが、なによりも元気と若さと言われています。はつらつとした姿でぜひ、企業にアピールしていきましょう。人見知りのあなたはまず、笑顔の練習から始めてみてはいかがでしょうか。