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3分で分かる!第二新卒の定義とは?

第二新卒の定義は「1度社会人として就職してから1年~3年以内に退職して、転職活動をしている人」のことを指します。単に、社会人としての経験があるだけでなく、入社した会社でしっかりと研修(基本的なビジネスマナーや一般常識の習得)を経験している者、という定義もあります。

しかしながら、これは一般的な認識としてある定義なので、企業や採用担当者によっては異なる意味で「第二新卒」という言葉を使う事があります。例えば、「新卒の就職活動に失敗し、就職浪人をしながら求職活動をしている人」「20代前半までの社会経験が1年~2年以上ある人」このような第二新卒の定義を持っている企業も存在します。

現代は、「新卒社員の40%以上が短期間で退職してしまう・・・」という現実があります。そのような事情があるので、企業側も新卒社員を確保するのに必死なのです。しかし、新卒社員を採用しても、「すぐに辞められてしまう・・・だったら、基本的なビジネスマナーや社会経験を持っている第二新卒を採用しよう!」という傾向が強くなっているのです。「第二新卒は転職に強い!」と言われる理由は、そんなところにあるのです。

第二新卒を受け入れる企業側のメリットとデメリット

第二新卒を受け入れる企業側の最大のメリットは、既に研修で最低限のビジネスマナーや社会経験があるので、新卒社員のように1から教え込む必要がないという点です。また、短期間の教育で即戦力となってくれるケースもあるので、そのような期待を持っている採用担当者も多いのです。

もう1つのメリットは、コストパフォーマンスが高いという点です。新卒社員を採用する場合は、数十万円から百万円以上の人件費、広告費、研修や説明会にかかる費用など、膨大な経費がかかると言われています。それと比較して、第二新卒は求人を募集する費用も最小限に抑えられるし、何よりも研修費や説明会の費用がかからないので、コスト削減につながるのです。

次にデメリットを考えてみます。第二新卒の最大のデメリットは、社会人経験も仕事経験も浅いので「即戦力」にはなってくれない事が多いという点です。しかしながら、第二新卒に即戦力を期待する企業は少ないので、即戦力になれなくても、一般的なビジネスマナーや常識が備わっているという面をアピールする事ができれば、採用される確率は高くなる事でしょう。

第二新卒に対して悪いイメージを持っている企業も存在します。そのような企業の採用担当者は、第二新卒に対して「人間関係が苦手・・・扱いにくい・・・忍耐力がない・・・」という印象を持っているようです。そもそも、そのような企業では積極的に第二新卒を採用していません。