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転職後に給料が減ってしまう理由《こだわりと妥協の葛藤》

「転職には、なんとか成功することはできたけど、給料が下がってしまった・・・その他の待遇も悪くなってしまった・・・」という人が非常に多いみたいです。なぜ、そのような結果になってしまうのでしょうか?

その理由は、転職に淡い期待を持ちすぎているからです。転職して年収アップ、待遇アップの成功をつかむことができるのは、限られた人だけです。限られた成功をつかむためには、能力も必要ですが、運やタイミングも大きく影響してきます。

「転職を決断する時期が悪かった・・・」「転職活動の方法が間違っていた・・・」「タイミングや運が悪かった・・・」という理由で、納得のいかない妥協の転職をしてしまう人も多いのです。

こだわりを持ちすぎてしまった結果

待遇や仕事への「こだわり」を持ちすぎてしまうと、妥協する結果になり、ランクダウンの転職となってしまう確率も高くなります。こだわりや希望を持つことは大切なことですが、過剰なものとなってしまうと、転職成功への妨げとなってしまうのです。

こだわりを持ちすぎず、臨機応変に対応することも、転職を成功させる上では必要なことなのです。なぜなら、100パーセント自分の希望にマッチする転職先など、見つかる可能性は極めて低いからです。

誰もが転職する時は、ある程度のデメリットやリスクも覚悟した上で、要領よく対応するのです。そして、ここだと決めた時は、妥協することも大切です。いつまでも「自分の希望を違う」という理由で手を打たないから、最終的に前職よりもかなり待遇の悪い転職先しか、選択肢がなくなってしまうのです。

転職する年齢によって変わること

転職する人の年齢によっても、実現できる転職には変化が出てきます。例えば、それなりのキャリアや経験がある若い人なら、キャリアアップ、年収アップの転職を実現できるかもしれません。

しかし、能力のある若い人でさえも、転職後は前職よりも年収が下がったり、その他の待遇や条件も悪くなったりしてしまうことが多いのです。転職する人の年齢が高くなればなるほど、さらに年収や待遇は悪くなってしまうのです。

実際に40代や50代の転職は、かなり厳しいものとなっています。リストラや解雇などの特別な理由がない限り、自ら転職するという道を選ぶのは、賢明な選択とは言えません。

40代を過ぎたら、石にかじりついてでも今の職場に在籍していたほうが無難と言えるのです。ヘッドハンティングのような特別待遇のお声でもかからない限り、前職よりも良い条件で転職できるというのは、現代では非常に難しくなっているのです。

異業種への転職なら妥協が必要

異業種への転職の場合は、ある程度の妥協をする必要があります。特に、給料など待遇面はまず下がってしまうことを覚悟しましょう。1番いけないのは、採用されるチャンスを自ら捨ててしまうことです。

転職活動を始めたばかりの頃は希望に満ち溢れているし、それなりに自信を持っているので、採用されるチャンスをつかむ確率も上がるのです。しかし、待遇が悪くなるからと妥協せずに採用されるチャンスを逃がしてしまうと、その後は「なかなか決まらない・・・」という悲惨な結果を招いてしまうのです。

異業種への転職なら、未経験者からのスタートとなるので、給料など待遇面の条件が前職よりも悪くなってしまうのは仕方がないことなのです。そこを理解せずにダラダラと長期的に転職活動を続けてしまうと、決まるものも決まらなくなってしまうのです。