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人との関わりを大切に思って…心理カウンセラーになりたい!

心理カウンセラーという名前、聞いたこと、ありますよね?最近、特にあの3.11大震災から、さらにその名前は世間に広まったのかもしれません。

そして、あの震災から、その仕事に興味を持って、さらにやってみたいという人が増えているようです。

自分に何かできる事はないだろうか…自分は人の為になにをしてあげられるだろうか…そう考え、カウンセラーになりたいという人が多くなったようです。

臨床心理士になるには、大学院に行かなければならない

しかし、心理カウンセラーというのは、基本的に職業ではないようです。簡単に言うと「人の悩みを聞いてあげる人」という事になります。

「悩みを聞く心の相談員」…大きく言うとそういうことなのでしょう。仕事の名前ではないのです。心理カウンセラーと一口にいっても、その言葉の中には多くの職業を含みます。

ストレスから生まれる心の問題をサポートし助けてあげる「心の専門家」である臨床心理士…。

臨床心理士になると、大学院に行かないとそのステージには立てないという条件がいろいろあります。

…となると8年以上は資格をとるまでにかかるようです。近年、人気が出てきている職業ではありますが、誰でもとれる資格…というわけではないようです。心理カウンセラーという仕事の中では、かなり難しい資格のようです。

例えば、学校で多くの学生の悩みを聞き相談にのってあげる「スクールカウンセラー」という職業。週に数回、もしくは月に数回、学校の方に行き、希望者ではあるようですが、相談にのるというもの。ただ、臨床心理士の資格を持っていないといけないようです。

そして企業の人事などで活躍するキャリアカウンセラーという職業。キャリアカウンセラーは、民間資格と、国家検定を受けるという2パターンがあるようで、民間資格から条件を経てレベルがあがると国家資格を受けることができるようです。

カウンセラーと言っても様々

カウンセリングの勉強をして就職をするとなると、その先の仕事もいろいろです。

企業に入って、その企業専属で働く「企業カウンセラー」という職業に就くとなると、その企業からの支払いになるので、企業によって賃金は変わってくるようですね!公共施設でのカウンセラー…だとすると収入としては40代で年収500万円くらいになるようです。平均的にですけど。

キャリアカウンセラーになると、企業の人事や労務、ハローワークスタッフ、派遣会社のコンサルタントなどの仕事があるようです。仕事や職業担関わるカウンセリングということになります。

こうしてみると、人の心理についての職業というのはいろいろあるものです。講習や通信教育でもカウンセラーという職業はありますが、それで資格をとったとしても転職には役立つでしょうが、給与にはなかなか反映しづらいようです

人の心と向き合う職業なだけに、思ったよりもストレスが多いようです。このストレスに飲まれないようにしてください。

対人間の職業というものは、その相手の人生の中に少しでも関わってしまうという重きのある職業。ある程度、距離を置きながらも、相手の話を親身に聞く…という微妙な立場です。

多くの人が悩んでいて助けを求めている現代

この職業に就きたいと思う人は、まず、人から相談をされやすい人でなければなりません。そして、その相談によって、答えを出してあげるのではなく、悩みが解決しやすい道づくりをしてあげるようにしてあげなくては…。

つまりヒントを教え、答えを自ら導き出すようにしてあげる…結局答えは自分で出さないと本当の意味の解決にはなりませんからね。

そのような人の人生に関わる重要な仕事ですから、大学、大学院など、長年勉強をしてようやくその仕事に就ける…ということになるのでしょう。

震災、事件…などで、多くの人が「心理の資格を持つ人」を望んでいる現代。少しでも、そのように悩んでいて助けを求めている人の力になれる職業が増えていくといいと思います。