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30代からの転職活動を成功させる!行動ポイント3つの秘訣!

30代からの「ミドル層」を求める企業や職種の傾向とは

人口が圧倒的に多かった団塊世代が定年退職を迎え、少子化により新人が減少している現状から、ミドル層の採用枠が広がっている傾向を抑えておくと良いでしょう。

中でも大幅に変化した業界は注目株と言えます。例えば金融業界や不動産業界、医療業界はそれぞれに転機を迎え見合った人材を求めているでしょう。

金融業界は2014年から開始されるNISA制度に向けて、リテール取引(小口取引)を得意とする、個人に強い営業マンが評価されるかもしれません。一方不動産業界でもまた「中古再生」の流れがあり、中古不動産を抱える個人へ向けた営業ができる人材を求めています。さらに中古再生の企画提案ができる人材は需要が高いです。

医療業界では「ジェネリック医薬品」を扱う中小企業が狙い目と言えます。もともとMRは高収入なので営業畑からの異業種間転職として人気が高く、中途採用の影響も大きくない業界ではないでしょうか?

応募した企業を徹底研究し、企業に見合った人材になる

業界自体への憧れが強い20代や新卒と違い、経験を重ねた30代はプラスアルファーの志望動機が必要です。もちろん転職の理由は質問されると意識した方が良いでしょう。担当者を納得させるだけの志望動機を伝えるためには、経営理念や歴史などの会社知識をしっかりと学習した上での動機が不可欠と言えます。さらに企業の立場に立った冷静な自己分析による、入社後の展望も加えることも意識してください。

実は30代は就職氷河期に入社した年代で、20代では新人時代が長い特徴があります。そのためマネジメント能力に欠けている人々が多い点は否めません。一方で30代後半からの人材にはマネジメント能力を求める企業が多いので、経験がある場合にはアピールすると効果的かもしれません。

パソコンやインターネット環境が当たり前となった現在では、社内のクラウド化やネット戦略を考慮した人材を求めている傾向も強いです。IT系職種での経験がある人材はどの業界でも需要が高い傾向があるでしょう。

IT系ではなくても自分自身が特別なスキルや成功体験を持っているならば、その経験を生かした企画や体系化に貢献できることをアピールする方法があります。特に企画力やノウハウを持つ人材は重宝されるかもしれません。

多くの企業で新人教育に10年を費やしているため、前職の継続勤務年数が10年を超えている人材は信頼性が高いとも言えるでしょう。社会人としての教育を充分にクリアしていると捉えられるからです。もしも10年に満たない場合には、それぞれの企業でどのようにステップアップし会社に貢献したのかを具体的に伝えることで、信頼性が高まる可能性があります。

このように応募先の企業にはないスキルやノウハウを持つ人材が、30代に求められる資質です。

企業の立場に立った履歴書や職務経歴書の作成で興味を引く

前述したような資質は、本来ならば面接でじっくりとアピールしたいところです。けれども書類審査が通過できないケースも多いでしょう。この場合は書類のアピールが足りないことが理由かもしれません。

30代ならば職務経歴書は必須ですが経歴を単に並べるのではなく、その事柄によって会社にどのような影響を及ぼしたのかなど、詳細を記載することで差別化を計ることができます。

多くの30代応募者の中には自己アピールのための書類や、企画書・手紙などを添える人々も多く、その能力とポテンシャルが評価され面接まで漕ぎ着けるケースもあるようです。