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会社のデスクにプライベートな小物を置いていい理由、ダメな理由

オフィスの自席などプライベートエリアに、業務に直接関係ないプライベートの小物を置いている人は少なくありません。

しかし本来であれば、オフィスの自席は仕事のためのスペースです。プライベートのものを置くというのは許されることなのでしょうか。

これについてはかなり許容されている会社もあれば、一切許さないという会社もあるでしょう。実際にあなたが小物を置くか置かないかは、就業規定及びあなた自身の好みに従って判断していただきたいのですが、ここではそのようなものを置くことについてのメリット・デメリットを考え、そこから一般的な許容範囲がどの程度であるかを検討します。

プライベートの小物などを置くメリット

まず第一に、好きなものが近くにあるということは気持ちの面で前向きになることができ、仕事に対するモチベーションも上がる効果があります。好きなものを見ると心が和んだり、楽しい気分になったりするものですが、そのような気持ちの状態では好きなこと以外に対しても前向きに、積極的に取り組めるという研究成果があります。

仕事で行き詰ったとき、難しい問題の解決の糸口がつかめない時に、プライベートエリアにおいてある好きなもの、例えばお気に入りのぬいぐるみを一撫でしたり、好きなアイドルの写真を眺めたりして気持ちを切り替えることで、行き詰っていた仕事に対しても前向きになり、解決手段を見いだせる可能性があります。

プライベートの小物などを置くデメリット

プライベートのエリアといっても、あくまでも仕事場であり、仕事をするために会社がその場所を従業員に貸し出しているという位置づけです。そのため、大きすぎる物やかさばる物など、他の人が見たときに不快に感じるような置き方をするのは良くありません。置いている本人は良くても周りの人が不快に感じてしまえば、職場全体で見たときの士気が下がります。

また、いくら好きだと言っても、グラビアアイドルの水着や裸、ボーイズラブなどを題材としたポスターなど、見る人によっては強い嫌悪感を抱くような危険のあるものも置かないようにしましょう。そういうものはセクハラで訴えられる可能性もあります。

さらに、好きなものを少し置くだけならいいのですが、やり過ぎてしまうと公私の区別がつかなくなり、職場でだらけた気持ちになってしまう可能性もありますので、やり過ぎには注意しましょう。

結論:あくまでも仕事場、常識の範囲に収めましょう

このようにメリット・デメリットを並べてみると、プライベートの小物を置くことによるメリットは大きいものですが、他の人に対して悪影響を与えることもあるため、置く場合は節度を守ることが必須と言えそうです。

個人的に好きなものを置く、というよりは、誰もが癒されるようなもの(例えば静物の置物(スノーボールとか城のフィギュア)、観葉植物やデザイン時計など)であれば自分が癒されるだけでなく、周りの人からの評判も良くなります。なるべくならそういうものを選んでおくようにしましょう。