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実力の70%だとしても出来るように普段からその準備をして臨む!

実力の100%じゃなく70%でも大丈夫なように準備する

この言葉は、柔道の元金メダリストのヤワラちゃんこと、谷亮子さん(旧姓田村)が、何かのインタビューで話していたことです。常に試合で100%の実力を出せればそれは理想的ですが、現実にはそうはいきません。

そうはいかないけど、ヤワラちゃんは常に勝つことを求められ、もはや負けることが許されないくらいのプレッシャーで追い込まれます。これは一般人の我々には想像も出来ないくらい過酷らしいです。勝つのが当たり前。でも常に100%が出せるわけではない。

そこでヤワラちゃんが行ったのが、実力の70%でも勝てるくらいの練習を普段からやっておく。つまり、基準を普段から上げて練習したのです。ライバルより少しでも上にいくのではなく、はるか上までいくような練習をしておく。

これは仕事や面接でも同じことが言えます。実力の70%でも成功できるように、実力の70%でも採用されるように準備する。ただし、それが出来るようになるには、一度ある経験をしなくちゃいけません。どんな経験かというと、全力で臨んで自分の望まない経験をすることです。

つまり失敗ですね。そもそも実力が発揮できる状態とは、どんな状態でしょうか?ガチガチに力が入っている時ですか?自然体の時ですか?そうです。実力を発揮できる状態とは『自然体』です。

一度、何が何でも100%出そうとして全力で臨み、上手くいかない時どうするか?力を抜くんです。力を抜くと実は基準が上がります。その人の最大値が上がります。そしてまた全力でやります。そして力を抜きます。この繰り返しで基準が上がります。

するとどうなるか?実力の70%だとしても、最大値が上がっていれば、相手が100%の実力を出したとしても、こちらが勝てることがあります。数字の上では70%VS100%ですが、その最大値はそれぞれ異なるので、100%が勝つとは限りません。

例えば月収60万円の人がいたとしましょう。こちらがAさんです。そして月収100万円の人がBさんとしましょう。Aさんの月収の100%は変わらず60万円です。Bさんの月収の70%で勝負したとしても、100%VS70%だけど、60万円VS70万円で、70%でも勝てる場合があります。

ヤワラちゃんは普段からこれをやっていたのです。なので試合よりも、練習の方がはるかにきつかったはず。その代わり、本番の試合が楽だったかもしれません。これがヤワラちゃんの偉業の所以でしょうね。普段の取り組みでいかに基準を上げるか?これが結果にもの凄い影響を与えるということを、覚えておくといいですね。