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就活はいつから始めるのが正解なのでしょうか?有利な時期はいつ?

最近では、就職活動を始める時期を遅らせる流れがあるようです。その背景には、あまりにも早く会社説明会などが始まってしまえば、その分、勉強に集中できず、就職活動が原因で単位を落としてしまう・・・という非効率的なことが起こってしまうのです。

大学側としても、就職活動が原因で学生達の学力が下がることは決して望ましいことではないのです。しかしながら、学生達からすると、勉強や単位よりも「もっと早い時期から就職活動に集中したい!」という気持ちが強いみたいです。つまり、就職活動に関して大学側の希望と学生側の希望には、大きなズレがあるのです。

学生の気持ちは痛いほど分かる・・・

大学を卒業するための単位も重要ですが、それよりも学生達が重視しているのは将来の就職先です。競争率も高く、希望の就職先で内定をもらうのは至難の業です。

このような厳しい時代だからこそ、1日でも早く就職活動を始めておきたい!と思うのは当然のことなのです。まだ、自分が何をやりたいのか?どんな仕事がしたいのか?分からない人なら、尚更、1日でも早く様々な企業を知っておきたい!と思うのです。

就職活動の問題点

欧米と比べると、日本の就職活動事情はちょっと変わっています。それは、大学3年の終わりごろから、一斉に全ての企業が会社説明会を始めて、「ヨーイドン!」でスタートしてしまう点です。最近では、就職活動を始める時期をもっと遅くしている流れにはなっているものの、一斉スタートという意味では変わりがないのです。

なぜ、一斉にスタートするのが問題なのかというと、その機会を逃がした人は就職浪人せざるを得なくなってしまうからです。また、その時期に、どうしても外せない学業や、就職のためのアルバイトやボランティアの予定が入っていると、どちらも選べなくなってしまうのです。

要するに、全ての企業が一斉に会社説明会やその他の就職活動に向けた活動を始めるのではなく、ある時期を過ぎたら、各社バラバラにスタートし、1回ではなく、複数回の募集をすれば良いのです。そうすれば、何も焦って一斉スタートの時期に無理して就職活動を始める必要もなくなるのです。

就職活動はいつから始めれば良いの?

結論は、大学側には申し訳ないことですが、大学1年生でも2年生でも就職活動を始める時期は、できるだけ早いに超したことはないということです。実際に就職活動で結果を出している学生は、大学1年や2年生から就職活動を始めているのです。

就職活動とは言っても、会社説明会や見学に行くのではなく、関連する業界でアルバイトやボランティアをしてみたり、旅行に出かけてみたり、セミナーに参加してみたり等、行動できることは全て経験しているのです。このような行動力と積極性のある人材こそが、今の企業が求めているモデルなのです。

なぜ、分からない・・・学生が多いのか?

なぜ、大学3年生になって自分が何をしたいのか分からない?どんな仕事を選べば良いのか分からない?という学生ばかりなのでしょうか?その原因は、大学3年になるまで、1回も自分の将来について考えたことがないという点です。

大学に入学する前は受験で猛勉強をするのですが、大学に合格した後は、羽が生えたように自由になり、遊びやサークルや合コン、飲み会、恋愛など、楽しいことばかりに集中してしまうのです。遊びやサークル活動だって、将来の役に立たないわけではありませんが、目的を持ってやらないと、あまり意味がありません。

早期に理想通りの就職を成功させている学生は、遅くとも大学2年生ぐらいから自分のやりたいことを意識して、積極的にいろんな体験をしているのです。つまり、何も考えず、目標も持たずに遊んできた学生と、目標や目的を持って、意識していろんな体験を積極的にしてきた学生の差が、就職成功の差につながっているということです。

これから大学生活が始まる人は、くれぐれも無駄な4年間にならないように、大学1年や2年生の頃から、しっかりと将来のビジョンを考えて、限られている時間を有意義に使いましょう。