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「営業」の仕事ってどう?仕事の「生」情報PART4!

私の職歴から仕事の「生」情報第4弾、「営業」の仕事について、お伝えしたいと思います。「営業」と言ってもいろいろな営業があると思います。しかし、客から見積りの依頼を受け、注文されれば指定の日に必要な物を必要な数だけ納め、集金する流れは、業界が違えど共通していると思います。

営業は仕事の「基本」と言われています。理由は客を満足させ、お金を頂くことが、商売の原点だからでしょう。私が行っていた営業は、客からアルミ、鉄、樹脂を機械で加工する品物や、溶接して制作する品物の図面を預かり、加工先を手配し見積りを提出。注文がもらえれば、納期に納めるというものでした。

勤めていた会社では加工、制作を行わず、いわゆる「商社」のようなもの。注文は「試作品」が多かったと思います。1日の流れについてですが、朝9時に出社していました。朝一番の仕事は、加工先から提出された見積りに、わが社の利益をプラスし、客に「わが社からの見積り書」を作成しFAXで送信。

その後、1日のスケジュールを確認し、昼近くに納期となった品物を加工先に取りに向かいます。間に昼食を済ませ、加工先から預かった品物(引取)を客に届けに行きます(納品)。納めた帰りに、見積り依頼の品物の図面を預かります。

その後、加工先に客から預かった図面をコンビニからFAXし、見積りを依頼。会社に戻り、明日と明後日の納品のチェックを行って、明日のスケジュールを立てます。これでほぼ、1日の仕事が完了します。だいたい21時過ぎになっていたと思います。直帰できるときは、納品先からまっすぐ家に帰ります。

辛かったこと!良かったこと!!

辛かったことは、加工先に注文した品物の制作が「失敗」し、納期が遅れることでした。私が担当していた客(会社)は数社ありましたが、どこも制作期間(納期)に余裕がなく(短納期)、納期が遅れると「大目玉!!」を喰らいます。

とりあえず、怒っている客にひたすら謝ります。しかし、私は制作に失敗した加工先を怒ることができませんでした。したとしても、嫌な顔をするぐらいです。理由は「わざと失敗!」した訳ではないだろうと考えると、怒ることができませんでした。私の「性格」によるものでしょうが、それが、けっこう「ストレス」になりました。

良かったことは、仕事をこなす上での「能力」が身に付いたことです。日中はとても忙しく、円滑に仕事をこなすために、「優先順位」を見極め、実行する能力が付きました。

また、客や加工先との調整、納期の管理など、「調整能力」や「管理能力」「コミュニケーション能力」などを養うことができたと感じています。これらは営業に限らず、どんな仕事をするにしても応用できる「能力」でしょう。こういった能力(仕事をこなす基礎能力)を身に付けるには、良い職種でしょう。