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おもちゃで組織の雰囲気が良くなる!魔法がかかるボールでスピーチ!

【魔法のボール】クッシュボールというものをご存知でしょうか?オモチャなのですが、ゴムのイソギンチャクのような糸で作られたカラフルなボールです。なかなか手触りが面白くて気持ちがいいです。人によっては好きじゃない人もいるみたいですが。

実はこのボールは、人材育成・企業研修で使うために、アメリカの教育学者のピーター・クライン先生が考案したもので、組織を前向きに変えるためのものです。「グッド&ニュー」というゲームで使います。

ルールは簡単。24時間におきたイイコト、もしくは新しい情報・知識を簡単に話す・スピーチするだけ。何人でもいいですが、だいたい6人くらいで行い、話す人はクッシュボールを持って話す。ニギニギしてもいいし、お手玉のようにしてもいい。

扱い方は個人の自由。このボールを持つことで身体がリラックスし、オープンになり、話しやすくなるのです。身体の動きが感情に影響に与えるというのを、このボールを使って利用しているのです。またカラフルな色が学習効率を上げ、教育効果を加速してくれます。

ピーター・クライン先生が、アメリカの荒れた学校で「グッド&ニュー」でこのボールを使い、その学校を劇的に変えて、前向きな雰囲気にした代物です。荒れた学校とはいえ、日本の比ではありません。アメリカは銃社会です。銃もあればナイフもある、比べ物にならないくらいの荒れた学校で成果を出したのです。

会社であれば「グッド&ニュー」を、毎日10分ほど行います。これはリフレーミングといって、出来事のプラス面を見るトレーニングをやっているのです。習慣にするのが目的ですから、毎日やることが大事です。常に出来事のプラス面をみる。

これはまさに感情のコントロールに他なりません。最初はスピーチが苦手な人もいるかもしれませんが、毎日のことなのでみんな上手になります。またクッシュボールの効果もあるので、わりとスムーズにみんな話してくれます。

毎日スピーチをするので、脳がアウトプット脳になり、常にアンテナを張る状態になっているので、みんなのインプット能力も向上します。一見非効率と思えるのですが、毎日のこの取り組みで普段の仕事の効率、何よりスタッフ、仲間間のコミュニケーションが円滑になり、学校・社内の雰囲気が良くなります。

人間関係の悪化の最大の原因は、対話不足・コミュニケーション不足です。それもこのゲームで解消できます。そして極めつけは、『承認のサークル』というワークです。これはかなり恥ずかしいのですが、効果は抜群です。

例えば、

「あなたと出会えてとても幸せ。なぜなら・・・」

「なぜなら」の後の文章を完成させて、当人に直接伝えるのです。

もしくは「あなたが生まれてきてくれてとても嬉しい。なぜなら・・・」

記念日や誕生日の時にでもやるといいでしょう。人が一番嬉しいのは、人に認められた時です。心から承認されると実感する時です。これをやることで、自分の居場所を認識できます。自分はここにいていい人間なんだ、と思うことができます。

普段それを確認するのはほぼ皆無です。このワークを定期的にすることで、自分の居場所を確認することができるというわけです。毎日の朝のワークとしてやることをオススメします。