• RSS

内定を受ける優先順位を簡単に割り出すテクニック|これで決まり!

諦めることなく忍耐強く就職活動を続けていくと、数社から内定をもらうことができます。それまで頑張ってきた成果が出るのは嬉しいことですが、数社から内定をもらうと、どの内定を受けるべきか死ぬほど迷ってしまうのです。就職は少なくとも数年後の自分を決める重要な決断です。

もしかしたら、新卒入社の会社に骨を埋めることになるかもしれません。そんな考えが頭をよぎってしまうと、「本当にこの選択で自分は後悔しないのか?」「今もらえている内定の中から決断すべきか?それとも、もうちょっと就職活動を頑張ってみるか!?」という気持ちにもなってしまうのです。

このような気持ちのままでは、内定を受けることもできないし、次のステップに進むこともできません。悩むのは当然のことですが、どうやったら先に進めるのでしょうか?

優先順位を割り出すテクニック

全てを優先してしまえば順位を付けることができないので、いつになってもどの内定を受けるか決めることができません。全てを優先するのではなく、いくつかの譲れない項目を設定して、その項目ごとに内定を受けている企業を比較してみましょう。設定すべき項目には次のようなものがあります。

「遣り甲斐を持って仕事ができる。納得のいく待遇と職場環境がそろっている。通勤可能な勤務地。将来性と安定。社員の雰囲気」以上、5項目を設定し、ピンポイントで企業を比較することができれば、本当に内定を受けるべき企業を割り出すことができます。それでは1つ1つの項目の詳細を見ていきましょう。

遣り甲斐を持って仕事ができる

是非とも、この項目は最優先してください。やはり、他の条件や待遇がよくても、仕事に遣り甲斐が持てないと継続は難しいからです。しかしながら、本当に遣り甲斐が持てるかどうかは、仕事をやってみないと分かりません。そのヒントを知るためには、既にその企業で働いている社員にインタビューしてみるのが1番です。

インターネットの情報や会社のホームページでは駄目です。自分の足と目を使って現場の声を聞きに行くのです。納得のいくまで何度でも会社訪問をさせてもらい、必要な情報を入手しておきましょう。必要な情報を得ることができれば、本当に遣り甲斐が持てる仕事なのか見えてくるのです。

納得のいく待遇と職場環境がそろっている

これも重要な項目です。いくら遣り甲斐が持てる仕事でも、生活していけないレベルの給料や待遇だったら仕事として続けるのは難しいでしょう。また、職場環境も重視してください。派閥だらけで人間関係がギスギスしていると精神的に辛くなってしまいます。

そのような企業に就職すると、いつしか自分もそのような人種になってしまうという可能性も高くなるのです。待遇や職場環境を把握するためには、やはり、何度も会社訪問をして実際に働いている社員の環境や表情をチェックするのが1番です。

通勤可能な勤務地

どんなに歓迎されても、待遇が良くても遣り甲斐が持てる仕事でも、通勤に2時間も3時間もかかるようだと働き続けるのは無理があります。どうしても就職したい企業なら、通勤できる範囲に支店があるのか?そのような検討をしてみるのも良いでしょう。

また、場合によっては就職するため引越しをするというのも1つの手段です。家族も子供もいない独身の方なら、身軽に引っ越すことができるので、引越しをすることで通勤時間や勤務地の問題をクリアすることができるのです。

将来性と安定

こればっかりは誰にも分からないことです。社会経験が豊富な人でもキャリアアドバイザーでも、企業の行く末を完璧に予測することはできないでしょう。

社会経験豊富な先輩方でも、企業の将来性と安定を予測することができないのに、社会経験ゼロの学生に予測できるわけがないのです。現時点での経営が安定していて将来性があると思っても、そのサービスや商品が10年後も通用するとは限らないからです。

社員の雰囲気

最後に重視してほしいのが、社員の雰囲気です。実際に会社訪問を何度もして、働いている時の社員の表情や職場のムードを肌で感じ取ってみましょう。人間関係がギスギスしていたり、1人1人の社員が疲労感でたっぷりだったりすると、社員の表情も暗くなるし、職場のムードもどんよりしてしまうものです。

それは現場に行って、自分の目と体で実感しないと分からないことです。このことからも、いかに会社訪問をすることが重要なのか、分かっていただけることでしょう。