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仕事で大失敗!そんな時の気持ちの整理を付けるには?

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仕事で大失敗!顧客に迷惑をかけ、上司に叱責されて落ち込んだ経験は有りませんか?しかし、失敗は飛躍のチャンス。いつまでもメソメソと落ち込んではいられません。失敗を糧にする気持ちの整理術を紹介します!

仕事で大失敗をしてお客様からも、上司からも叱責された事って誰しもあるのではないでしょうか?アクティブに動いている人ほど、そういう経験が逆に多い事でしょう。

そして、つい落ち込んでしまい、中にはしばらくひきずってしまう方もいらっしゃるかと思います。引きずる理由は、叱責された事だけでなく、周りの人に迷惑をかけてしまったという罪悪感や情けなさが有るからでしょう。

しかし、そういう精神状態で仕事をしていると、二次災害の恐れがあります。仕事に集中出来ずに新たなミスをしてしまう可能性が高くなります。

さっさと忘れて、フレッシュな気持ちで、また次の瞬間から仕事に打ち込みたいですよね。では、どうすればさっさと気持ちを切り替える事が出来るのでしょうか?

その出来事をどう活かすかを考える

まず、落ち込んでいる時は様々なマイナス思考やマイナス感情に襲われているはずです。「どうしてあの時気づかなかったんだろう」とか「どうしてあの時確認しなかったんだろう」とか「どうしてあんな事をしてしまったんだろう」とか、後悔や自分への責めの思考に陥りやすいかと思います。

しかし、そうやって何度も失敗のイメージを繰り返し頭の中に焼き付けると、更に失敗を生みやすくなってしまいます。まずはマイナス思考やマイナス感情よりも優先する、建設的な発想が必要となります。

落ち込んだ状態はそのまま、無理に元気を出そうと思わなくても結構ですので、大失敗の経験を次にどう活かすかを考えてみて下さい。大失敗の原因となった理由を探して下さい。

例えばとある営業マンが納期調整のミスで、トラックの手配までしていたお客様の納期を遅らせてしまったとします。トラックが到着してもお客様は運搬に出すものが無く、恥をかかせた上に、エンドユーザーさんに平謝りさせたという事例があったとします。

そんな時、どうしてそうなったのかを感情を入れる事無く、まるで第三者のような気持ちで自分で考えてみて下さい。感情を入れると、自分の体面が気になって後悔の念が出てくるので、あえて感情を入れずに考えます。

そうすると、納期が間に合わなかったのは「自分が忘れていたからだ」という理由が出てきます。しかし、それだけでは真の原因究明にはなりませんし、真の原因究明が出来なければ解決策の焦点もボケます。

真の原因究明を行うためには「なぜ?」を繰り返してください。「なぜ忘れたのか?」そうすると「手帳でスケジュール管理をしていなかったから」と答えが出ます。

では、「なぜ手帳でスケジュール管理をしていなかったのか?」とまた「なぜ?」を繰り返し、「手帳を持っていなかったから」と原因を出します。そうすると、解決策は「手帳を買う」という事で解決出来る訳です。

解決策を考えたら、それを水平展開し、プライベートの予定も手帳に書く、閃いたアイデアも手帳に書く、など、1つの解決策から新たなプラスの発想を打ち出すと、大失敗から意味の有る学びを得る事が出来ます。

事実が変えられないとしたら

しかし、そうは言っても落ち込んでいる感情自体のコントロールはなかなか難しいですよね。そこで、こんな風に思ってみてはいかがでしょうか?

過去の事実は絶対に変えられません。感情は、変えられない事実に対してあなたが勝手に「嬉しい」とか「悲しい」とか付け加えているだけに過ぎません。本来変えられないものに対して感情移入をする必要はない筈です。

そう考えるとマイナス感情を持つ事自体が無駄な事なんです。逆に、プラスの感情だけは移入する様にしましょう。要するに良い所取りをするのです。

厳密に言いますと、人間の過去は変えられないと言いましたが、実は過去は記憶に残っている情報で構成されていますから、記憶違いが発生すると、あなたの中での過去が、周りの方の中での過去と異なる場合はあります。

ですから、その記憶を自分に都合の良い様にするために、プラス感情の積み重ねだけを作り、マイナス感情を手放せば、事実はともかくポジティブな過去の記憶が出来上がる訳です。変えられない過去の事実をあなたが良いものにすればそれですむのです。

後から思い出話になると想像する

もう1点の方法は、今の難局を、後から良い思い出として、笑い話に出来る様に捉える事です。あんな大変な事があったと言えるストーリーを意識して、楽しく乗り切って下さい。