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同時に「数社」応募するのは「あり」ですか?考え方と注意点について

同時応募に至る要因とは何か?

昨今は仕事に就きたい人と求人のバランスは全国平均で10対9くらいのようです。言い変えれば、10人仕事に就きたい人がいれば、9人分の仕事がある!となります。10対10以上であれば、就職も楽になるのでしょうが。

そのような中、就職できる可能性を高めるため、同時に数社応募することを考える方もいらっしゃると思います。良いのか悪いのか、正答は無いとは思いますが、「注意点」等を考えてみようと思います。

具体的に注意することは?

例えば、3社同時に応募したとします。まず、優先順位がなく、「最初に採用が決まった会社に就職する!」という場合は分かりやすいと思います。「残りの会社は断ってしまえばよい」となるからです。

次に、優先順位がある場合についてですが、第1優先の会社から結果が出てくれれば都合が良いのでしょうが、また、そうなるように管理が必要になってきます。しかし、例えば、第2候補の会社が先に結果が出て「採用します!」なんてことになると、対応がややこしくなります。

第2候補の会社を「保留」しながら、第1優先の会社の結果を待たねばなりません。「家族と最終調整します!」などと、あたりさわりのないことを言って、保留することになると思いますが、それも2~3日が限界だと思います。

最悪のパターンとしては、第2候補を保留し、その数日後、第1優先の会社の採否が「不採用」と出て、第2候補に就職しようとした際に、「もう他の人に決めてしまった!」なんてことになると、両方「ボツ」となります。これは避けなければなりません。

こういった場合の考えられる「防止策」としては、第2候補が採用されたタイミングで第1優先の会社に問い合わせ、採用の可能性があるか、伺ってみましょう。ダメそうな場合は早急に第2候補の話を進めましょう。

同時応募は、あまり「オススメ」はしません!

同時に応募する際は、応募する会社分の応募書類(履歴書ほか)を作成し、用意しなければなりません。履歴書の内容、特に、志望の動議や自己PRの項目は応募先向けに作成しなければなりません。

もちろん、丁寧に考え、説得力がある内容に仕上げなければ、書類選考や面接の際の、理想の受け答えに結びつきません。また、面接がたて込んでしまうことも想定しなければなりません。たいへんな労力が必要となります。

筆者が最も気になることは一社、一社丁寧に対応できるのかな?と感じます。また、丁寧な対応ができないと、相応の結果にしか結びつかないと思います。中途半端な対応で「3社ともボツ!」では、一気に「希望の求人」が無くなります。

まだまだ、就職が厳しい状況です。言い換えれば「希望の求人」は「稀少性が高い!」とも言えます。扱いは丁寧に、また、大切にするべきと筆者は思います。