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これだけはやっておきたい!就職活動を始める前に必要な準備とは?

ノープランで就活を始めてしまえば、間違った意思決定をしてしまうので、就職しても後悔する結果を招いてしまいます。就活を始めてからではなく、始まる前に2つの課題を掲げて十分に計画性のある就活を進めていきましょう。

1つ目の課題は、「自分は何がしたいのか?何ができるのか?」というものです。2つ目の課題は「自分は何をすれば満足できるのか?」という課題です。この2つの課題を掲げ、じっくりと考える時間を作りましょう。

この2つの課題に対する答えが出せた時、初めてあなた自身の正しい意思決定をすることができるようになるのです。それでは、この2つの課題について詳しくご説明していこうと思います。

自分は何がしたいのか?何ができるのか?

最も基本的な課題ですが、最も重要な内容です。まず、自分は何がしたいのか?真剣に考えてみましょう。いきなり、何がしたいのか?頭の中で考えても、その答えは見つかりません。何もやりたいことがないなら、行動あるのみです。

インターンシップやアルバイト、ボランティアでも良いので、ちょっとでも興味や関心があることに、どんどんトライしてみましょう。大学生の夏休みが長いので、是非とも、長期休暇をつかって積極的に様々なお仕事体験をしてみましょう。

インターンシップでは、現役で働いている会社員と同じように責任を持って働くことができるので、仕事の楽しさ、厳しさをリアルに体験することができます。就職試験を受ける際にも、インターンシップ経験があると、かなり有利になれます。

また、稀ではありますが、インターンシップ先の企業から就職のお誘いが来ることもあるのです。とにかく、インターンシップに参加できるチャンスがあるなら、積極的に参加したほうがお得だと思います。

次に、アルバイトです。アルバイトでのお仕事体験でも、十分に就職試験でアピールできる経験として認めてもらえます。サービス業や接客業で就職したいなら、いくらでもアルバイト経験でキャリアを積み上げることができるので、学生時代からコツコツと経験を重ねるのも1つの手段です。

また、広告業界やマスコミ業界という難関の就職先を希望している学生さんも、学生時代からアルバイトでコネを作っておけば、お声がかかるという可能性も高めることができるのです。ただし、アルバイトに夢中になりすぎて単位を落としてしまい、留年なんてことにならないよう十分に注意しましょう。

学業と就職だったら、就職のほうを重視したい気持ちは分かりますが、大学を卒業してこその就職なので、学業がおろそかにならないようにバランスをしっかりと考えて、賢く就活プランを考えましょう。

自分は何をすれば満足できるのか?

これも奥の深いテーマなので、即答できるものではありません。まずは、自分が何をしたいのか?何ができるのか?という1つ目の課題をクリアしないと、この2つ目の課題をクリアすることは難しいでしょう。1つ目の課題をクリアすることで、この深いテーマの答えを見つける準備をすることができるのです。

自分は何をすれば満足できるのか?その答えを見つけるためには、自分の理想や夢、目標を自分自身がしっかりと理解する必要があります。自分の理想や夢、目標を実現することができる仕事と環境が用意されることで、初めて、自分は何をすれば満足できるのか?が見えてくるのです。

その答えは、人によって様々です。例えば、人と直接関わり合いを持って役立っている実感を味わうことだったり、好きな業界で自分なりのこだわりを持った仕事をすることだったり、他の人には理解できない価値観があったりするのです。

自分はどんなタイプの人間で、どのような仕事や環境が用意されれば100%の力を出すことができるのか?その答えを出すことができれば、自ずと就職先を絞り込むことができるのです。

大半の学生さんは答えを出すことができない

なぜ、大半の学生さんは、2つの課題に対して答えを出すことができないのでしょうか?その原因は、怠けているわけでもなく、甘えているわけでもないのです。真剣に早い段階で就活を始めている学生さんでも、答えを見つけるために必要な経験をする機会を見つけることができないのです。

大学は勉強をする場所でもあり、かけがえのない仲間と思い出を作る場所でもあります。サークル活動や、アルバイトもあることでしょう。また、学生によってはアルバイトを2つも3つもしないと学費を払えないという事情もあるのです。

生活費のためだけのアルバイト経験では、就活に活かすことは難しいので、課題をクリアするための貴重な経験をすることはできないのです。しかし、何も焦る必要はありません。なぜなら、社会人になってからでも、自分のやりたいことを見つけることができるからです。

むしろ、社会人になって、世の中の仕組みを知ってからのほうが自分探しをしやすい!という意見も多いのです。ちょっとでも興味や関心のある企業に就職して、そこで働きながら自分のやりたいこと、理想や夢、目標を見つけるのも決して悪いことではないのです。