優良企業や人気企業に就職できても幸せにはなれない理由とは？

ほとんどの大学生は、優良企業や人気企業を目指して就職活動を進めます。なぜ、それほどまでに優良企業や人気企業にこだわるのでしょうか？確かに、経営が不安定で将来も期待できないような零細企業よりも、それなりに安定している優良企業のほうが安心できることでしょう。

また、誰もが知っている人気企業なら、働くモチベーションも上がることでしょう。しかし、それは必ずしも、すべての学生に当てはまることではないと言えます。なぜなら、実際に優良企業や人気企業に就職しても「幸せだ！」と感じることができない学生が意外に多いからです。なぜ、誰もが羨むような企業から内定をもらっても、幸せを感じることができないのでしょうか？

会社の規模より自分を見つけることが大切

会社の規模よりも、自分を見つける作業に時間をたくさん使ってください。実は、これができておらず、就職活動に失敗してしまう学生さんが非常に多いのです。会社の規模ばかりに目がいって、肝心な自分に対する分析ができていないのです。

だから、優良企業や人気企業から内定をもらっても、本当に自分が求めていることとズレがあるから、幸せや希望を感じることができないのです。そこがズレていなければ、優良企業じゃなくても人気企業じゃなくても、働けるという期待で胸がいっぱいになるのです。

つまりは、どの企業に応募しようか考えて実行する前に、たっぷりと時間をかけて自己分析をする必要があるということです。場合によっては、自己分析と自分探しに、何ヶ月も時間を使うべきだと思います。自己分析と自分探しは、就職活動を成功させる上で欠かせない要素となるからです。

面倒くさくなって、一般的な情報だけを参考に安易に就職先を決めてしまうと、内定をもらっても満たされることはないのです。これから就職活動を始める人も、既に就職活動を始めている人も、企業の規模や人気度ではなく、その前に自分をしっかりと見つめるようにしましょう。そして、本当にその企業に就職したら自分のやりたいことが実現できるのか、考えてみましょう。

短期間で転職してしまう人も多い・・・

せっかく新卒で就職できたのにも関わらず、短期間で転職してしまう若者が増えています。なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか？その理由は、優良企業や人気企業という、表面的な華やかな部分しか見ないで、就職を決めてしまったからです。どんなに優良企業でも、仕事をする上でデメリットの部分は必ず出てきます。

そのデメリットの部分を理解した上で就職するのと、そういった覚悟をせずに就職をするのでは、かなりの差が出てきてしまうのです。やはり、メリットの部分ばかりでなく、デメリットの部分もしっかりと理解し覚悟をして就職をした学生は、短期間で転職をすることもなく、第一線で働き続けることができるのです。

短期間で転職・・・なんてことにならないためにも、企業の表面的な部分だけでなく、仕事のデメリットや辛い部分もしっかりと理解してから、納得した上で最終判断をするようにしましょう。