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能力が低い部下に成果を出させる方法は?無能でも成果は出せる?

自分を無能だと思って自信の無いあなた。安心して下さい。仕事の成果と能力には因果関係は有りません。むしろその仕事があなたに合っているか、合っていないかの方が重要です。適材適所や上手な使い方が成果に直結します。

自分を無能だと思う必要は無い

これから社会人になられるあなた。ひょっとしたら初出勤の日までの間に、不安な状態で過ごされているかもしれません。入社後、本当にやっていけるのだろうか?今まで勤めたバイト先では怒られてばかりだった人や、バイト経験もほとんど無く、完全に社会に出るのが初めてな方。社会人に対して厳しいイメージを持っている方。引っ込み思案な性格で、人間関係がうまくいくだろうかと怖がっている方。

無理もありません。今まで経験が無い事にも関わらず、人生のターニングポイントなのですから、誰しも不安になって当然です。そして、自信が無くても当たり前です。しかし、逆に、今までのバイト経験や、サークル活動での経験、友達付き合いの中で、自分に対して無能であるというイメージを持ってしまっている人にとっては、他の学生さんと同じスタートラインで考えておられないかもしれませんね。

友達から「お前はどうしていつもそうなの!」とか、親兄弟から「もっとしっかりしなさい!」とか、バイト先で「役に立たないなぁ!」とか言われ続けている人にとっては、就職というのは恐怖以外の何ものでもないかもしれません。しかし、それでも気にする必要はありません。実は働くということと、能力の因果関係よりも適材適所という関係の方が重要だからです。

例えば、あなたは得意なこと、苦手なことがあるはずです。その得意な所をうまく仕事に活かしていくんだということを、常に考え続ける事が出来れば、一定期間経過後に自然と仕事に馴染んでくるはずです。「でも、僕には人と比べて得意なことなんか無いですよ」と思われた方は、別に人と比べる必要はありません。あなたにとって得意な事でいいんです。それを意識して、仕事に活かそうと思うだけで、自然とそれが伸びていったり、新たな得意分野が見つかったりするものです。

自分を無能だと思っていると

逆に、自分を無能だと思っていると、本当にどんどん無能になっていきます。実は周りの人に言われたマイナスの言葉も、あなたの能力や可能性を引き下げています。

先ほど書いたように「もっとしっかりしなさい!」なんて言われたら、あなたは、自分はしっかりしていないと思い、過去にしっかりしていなかった行動をイメージしてしまい、それを自分に植えつけてしまします。

思考は実際の言語よりも早いので、より一層強烈に植えつけてしまうのです。周りの人からの発言はスルーして、自分の位置を知る程度にとどめておきましょう。

入社した後はポジティブシンキングを貫く

入社した後は、ポジティブシンキングを貫きましょう。その覚悟を入社前から繰り返し練習しておきます。怒られた時に素直に対処し、解決策を考える癖をつけておくとか、マイナス発言をしてしまった時に、プラス発言に転換する練習をしておくとか。

そういう事前準備をする、行動に移すだけでも、入社後の不安を払拭する事が出来るでしょう。自分の能力や自信なんて、大した影響にならないと開き直りながら、常に成長を意識し続けて下さい。

能力の低い部下に成果を出させるには

では、逆に能力が低いと思われる部下を持った上司の方はどうすれば良いのでしょうか?採用試験を通過している段階で、最低限の能力は備わっている訳ですから、後は本人次第。しかし、その本人次第の部分をうまく乗せてあげる事で、適材にコントロールする事は出来ます。

絶対にやってはいけない事は、マイナスイメージをつける事。仕事のミスをした時に、ミスを指摘する事は重要です。本人がミスであると気づいていない時はなおさらです。しかし、それを繰り返し指摘してしまうと、本人の中で、何度もミスのイメージを反復してしまい、同じミスをする確率が上がります。

それよりも、小さくても良いので成功体験を繰り返させて、成功イメージを植えつけていきます。それを繰り返し行って、自信を付けてもらいましょう。「お前は仕事が出来ないヤツだ!」なんてレッテルを貼ろうものなら、本当に出来ないヤツ!になってしまいます。

人は自分次第と言いつつも、実は周りの環境に影響されやすい生き物です。人の言葉や雰囲気は、アクビが伝染るのと同じ原理で伝染ってしまうからです。無能な部下に成果を出させるための環境を整えるように心がけて下さい。