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転職試験に慣れてしまうのは危険なこと!?

転職活動を長期にわたって続けていると、だんだん転職試験に慣れてしまいます。何度も応募しているので、書類の書き方もうまくなるし、面接でも緊張がなくなり、饒舌に自分をアピールすることができるようになります。

はたして、転職試験に慣れてしまうことで、採用を勝ち取ることはできるのでしょうか?普通に考えると、「応募書類の書き方がうまくなったり、面接でのアピールが上手になったりすれば、採用されるのでは?」と思う方が多いでしょう。

しかし、実際は転職試験に慣れてしまえば、採用は遠のいてしまうというケースが多いのです。なぜなら、慣れてしまうことで、いくつものデメリットが出てきてしまうからです。

転職試験に慣れてしまうデメリットとは?

転職試験に慣れてしまうデメリットは、緊張感がなくなり、面接で悪い印象を与えてしまうという点です。面接官も採用担当者も、饒舌に自分をプレゼンできる人材を求めているわけではないのです。

あくまでも最低限の応募条件をクリアしている人で、かつ「一緒に働いてみたい!」という人材を求めているのです。面接で緊張することもなく、ベラベラと饒舌に自分をプレゼンできる人材は、必ずしも良い印象を与えるとは限らないということです。

面接官や採用担当者によっては、「この人は面接に慣れきってしまっているから、もしかしたら、何回も面接で落とされた経験があるのかも・・・何か問題があるのかもしれない・・・」と思われてしまうのです。そのような疑いをかけられてしまえば、不採用になってしまうのです。

他にもデメリットはあります。それは、どのような企業にも同じようなアピールをしてしまうようになる、という点です。何度も転職試験を受けていると、考えるのが面倒になり、同じようなアピールをしてしまうのです。

採用担当者は人事のプロです。使い回しのような応募書類や面接での受け答えをすれば、すぐに見透かされてしまうのです。もちろん、どこの企業でも通用するような使い回しの回答しかできない人材は、不採用になる確率が上がってしまうのです。

熱意や信念がなくなる

転職活動があまりにも長くなり、転職試験を受ける回数も増えてしまうと、仕事に対する情熱や信念がなくなってしまうことが多々あります。転職活動が長期化すると、何のために活動しているのか分からなくなり、自分を見失ってしまう人が多くなるのです。自分の方向性も見失っているような人が、採用をもらえるわけがないのです。

そのようなパンク状態になってしまったら、休養期間を取り、リセットしてから再度、転職活動を始めると良いでしょう。仕事の能力や実績、スキルも大切ですが、最終的な面接では、その人の人間性も重要視されるので、熱意や信念がないと最後の最後で落とされてしまうのです。