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「大手企業だから安心」ではない。ブラック企業に要注意!

「テレビCMでもお馴染みの、誰でも知っている大企業だから大丈夫!」と安心して入社してみたものの、いざ、働き始めてみたら、「寝る時間もなく、自宅に帰ることもできず、体調を崩しても休むことができない・・・」いわゆる「もしかしてブラック企業・・・?」と気付くのです。

メディアでもかなり問題になっていますが、最近では、驚くほどブラック企業の数が増えているのです。飲食業界、ゲーム業界、IT業界などはブラック企業が多く潜んでいる業界なので注意が必要です。

せっかく転職しても、転職先がブラック企業だと長く働き続けるのは難しいし、仮に頑張って長く働き続けても、ブラック企業が評価してくれることはないので、将来的にも何1つとしてメリットは無いのです。

ブラック企業の上層部や経営者は、1人1人の社員を代用品だと思っているので、採用、解雇、採用、解雇を繰り返しているのです。だから、常に若い社員ばかりが集中しているのです。年齢の高い社員をおくことで、高い給料を払わずにコスト削減をしているのです。

ブラック企業の問題点

ブラック企業の1番の問題点は、労働基準監督署も、その他の機関も強制的に処罰することができないという点です。実際に労働基準監督署から何度も注意を受けている企業も多いですが、一時的に改善策を講じるだけで変える気などないのです。

このような時代ですから、ブラックなことをしなければ企業も生き残れないのでしょうが、雇われている社員からすれば、たまったものではありません。もう1つの問題点は、親や教師がブラック企業の存在を認めていないという点です。

未だに、親や教師は、知名度のある大企業に就職すれば、我が子は安泰だ!という古い考え方を持っているのです。親や教師に勧められたら、子どもだって間違いないと思うのです。

そして、大勢の若者がブラック企業だとは気付きもせずに笑顔で入社してしまうのです。初めて就職した会社がブラック企業なら、トラウマになって、その後は転職するのも怖くなってしまった・・・などという若い人材も少なくないのです。

最近では、ようやく国家レベルでブラック企業問題をなんとかしよう!という動きも出てきていますが、まだまだ根本的な打開策は見つかっていません。ブラック企業は大企業にも中小零細企業にも存在するので、1つ1つを見つけ出すのも難しいのです。自分の勤めている会社がブラック企業だと、気付いていない社員も実際に多いのです。

ブラック企業を避けるために必要なこと

ブラック企業を避けるためには、美味しい広告や宣伝文句に騙されないことです。ブラック企業の広告や宣伝文句には「年収1000万円も夢じゃない!夢を実現させましょう!未経験者歓迎!」といった感じのものが多いです。このような不景気の時代に、未経験者で年収1000万円なんてありえない話です。

しかしながら、転職活動でなかなか決まらずに心も体も疲れてしまうと、冷静な判断ができずに騙されてしまう人が多いのです。美味しいことや夢みたいなことばかり書かれている募集要項には、くれぐれも注意しましょう。