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事業所はどんな考え方をしているのか?それに応えるには?

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即戦力を求める傾向がある!

景気が回復していきそうな報道等がありますが、中小の事業所は、まだまだ経営が大変なことでしょう。経営に余裕があれば、その「事業所の色」に染まるべく人材を育成することになるでしょう。

そういった余裕がなく、人材を確保する際は、教育の手間や、投資をしないで済む「キャリアのある人材」(実務の経験のある人材)を求めることになります。

出来ません!は「アピール」になりません!

筆者が相談を受ける方の中には「これと、これが出来ませんが採用の可能性はありますか?」と話す人がいます。職種にもよるとは思いますが、その人材を採用した際の「メリット」を事業所は問います。

「これも出来ません。これも出来ません!」では、採用担当者はその人材に「魅力」を感じず、採用される可能性は低くなります。しかし、「出来ない」のに「出来る」と「ウソ」を言っても、どこかで「バレ」ます。

そこで、出来ないことを補う方法として「意欲」でカバーしましょう。今は出来ないが「対応する意欲があります!」「やってみたいので、やらせて下さい!」などの言いまわしが考えられます。少しでも採用担当者の心に残るように伝える努力をしましょう。

その他、事業所が「リスク」と感じる事柄は?

通勤距離が長いことを「リスク」と感じる傾向があります。なぜか?「交通費の負担が多くなる」「本人の負荷が大きく、仕事に集中できないのではないか?」「通勤途上で事故にあう可能性が高まる」なんと言っても「すぐに辞めてしまうのではないか?」等が考えられます。

本人も勤め始めは「熱い気持ち」で通勤するでしょうが、3年、5年と月日が経つにつれ、疲れてきます。筆者が判断する通勤距離は、「片道30キロ」「マックス40キロ」を勧めます。

突発的に休まれることを「リスク」と感じるようです。家庭の事情や体調のことなど、やむを得ない事情で休むことになるとは思いますが、結果、その人材の「穴埋め」はせざるを得ないため、採用時に問われることになります。

昔の「読み書き、ソロバン」の考え方は「パソコンの技能」へと変化!

「こんな職種にまでパソコンの技能が問われるの?」と思われる程、また普及しています。事業所によっては「基礎的な職業能力」と判断し、極端には「出来て当たり前」的に考える場合もあります。

最低でも「入力作業」くらいは、他者から教わらなくても出来るようにしましょう。会社に入って、1から教わる時代は過ぎました。今回の記事はブルーな内容ですが、参考にして下さい。