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やってみたい仕事が分からない時の考え方|その悩みにお答えします!

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やってみたい仕事が高校生ぐらいから決まっている人はごく稀です。ほとんどの人は大学1年生になっても、まだ、やってみたい仕事が分からない、というのが普通なのです。

しかし、分からないまま放置して、2年生、3年生までいってしまうと手遅れです。結局は、分からないまま就職活動が始まってしまい、別にやりたくもない仕事で内定をもらい、働き始めてから「しまった・・・もっとちゃんと就職活動をしておけば良かった・・・」と後悔することになるのです。

就職活動を早い時期から始めようと思っている学生さんでも、やりたい事が見つからない状態ならポテンシャルが上がらないのです。ポテンシャルが上がらないまま就職活動を続けても、良い結果を出すことはできないのです。

就職活動におけるポテンシャルを上げるためには、まず、自分がやってみたいこと、やれそうなことを探してみることが肝心です。

やってみたい仕事なんてすぐ見つかるものではない!

やってみたい仕事が見つからない・・・と焦ってしまう人は、「やりたい仕事なんてすぐに見つかるもの!」という固定概念を持っているのです。しかし、その考え方は間違いです。真剣に就職を考えている人ほど、なかなか本当にやってみたい仕事は見つからないものです。

仮にやってみたい仕事が見つかったとしても、難易度が高かったり、待遇や条件が悪かったり、現実的ではないことがあるのです。そのような面も含めて、一生働き続けることができ、さらに自分を良い方向に成長させてくれるような、将来性のある業界を見つけるのは至難の業と言えるのです。

焦る必要はないので、じっくりとやりたい仕事探しに時間を使いましょう。焦らないためにも、大学2年生になったらすぐに就職活動を意識して考え、行動してみましょう。大学1年生から就職を意識しても早すぎることはないのです。

大学でも仕事の見つけ方は教えてくれない

そもそも、「大学生になったのだから、やりたい仕事の1つも見つからないなんて努力が足りない!」なんて考え方がおかしいのです。なぜなら、中学でも高校でも大学でも、勉強の仕方は教えてくれても、仕事の見つけ方や、考え方は1つも教えてくれないからです。

私はある意味で、このような日本の教育方法に問題があるのではないか?と感じています。大学生になって、やりたい仕事が見つけられない、結局は見つけることができずに、ミスマッチの企業に就職してしまう・・・退職と転職を繰り返す・・・どんどん人生が狂ってしまう・・・働く気力がなくなり、正社員として働かなくなる・・・現代社会の今の若者には、このような悪循環が起こっているのです。

これを断ち切るためには、学校で仕事の見つけ方や、やりたい仕事の探し方、考え方を学ばせる必要があると思います。授業の1つとして、企業で働くという課題を与えるのです。

例えば、中学生くらいから、このような経験をするチャンスがあれば、真剣に就職について考える学生も多くなることでしょう。中学生くらいから自分のやりたい仕事を意識して、世間を見るだけでなく仕事を体験することができれば、数年後、大学生になってから、やりたい仕事が分からない・・・なんていう学生は少なくなるのではないでしょうか?

やりたい仕事は「後から気付く!?」

「これこそ自分がやりたい仕事だった!!」と後から気付く社会人が多いです。これはどういうことか?というと、実際に仕事をしていく過程で、本当にやりたい仕事を見つけるという考え方です。

もちろん学生時代に、本当にやりたい仕事に出会える人もいますが、そうじゃない人がほとんどです。そのような状況下の中で、やりたい仕事を見つけようとしても無理があるのです。

だったら、自分の持っている経験やスキルを使って働くことができる仕事を、ピックアップして自分の希望する条件で絞り込んでみれば良いのです。そして、とにかく就職浪人することなく、社会人として働いてみるのです。

社会人になっても「本当にやりたい仕事なのだろうか?」というハテナマークは付いていても良いのです。実際に、社会人経験が何年もある先輩方も、同じようなハテナマークを抱きながら仕事に打ち込んでいるのです。

しかし、仕事に打ち込み長く続けることで「これこそが自分のやりたい仕事だったんじゃないか!?」という気持ちになれるケースが多いのです。つまりは、こういうことです。やりたい仕事が見つからないなら、「自分ができる仕事をやってみる!」という考え方です。

社会人になってみて、「これこそ自分がやりたい仕事だった!」と思えなくても、その時は、ある程度のキャリアと経験が身についているので、有利に転職することができるのです。やってみたい仕事が分からないのは、ある意味で当然のことです。無理して見つけることはありません。自分ができる仕事を始めてみましょう!