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自分を高める人脈術。人との関わりがチャンスを広げる!

人脈と聞いてどんな印象を持たれるでしょうか?ご自身の仕事には人脈は必要ないとか思われてませんか?

しかし、人脈というのはダイレクトに日々の業務に直結するとは限りません。人脈によって新たなチャンスや、次のステージに上がるきっかけが増えるのです。

知り合いと人脈の違い

よく「自分はこれだけの人脈が有る」と、何百枚何千枚の名刺を見せびらかす方がいらっしゃいますが、それだけの数の方々は本当に人脈と呼べるのでしょうか?

名刺を交換しただけで、何となく人脈が有ると勘違いをされる人もいるのですが、それではただの知り合いです。下手をするとお互い名刺を交換しただけで、月日が経つと誰だったか分からない場合もあります。

再度名刺交換した時に「以前お会いしましたっけ?」と言うような会話になる事もよく見かけます。

名刺を交換しただけ、フェイスブックで友達になっただけではただの知り合いです。普段からちゃんとやり取りをしているか、一緒に何らかの取り組みをしてこそ、初めて人脈と呼べるのです。

そう言うとこんな質問を受ける事が有ります。「仕事で一緒に取り組む事が人脈ですか?」と。

いえ、何も仕事に限った取り組みが人脈ではありません。仕事に限らず一緒に何かを取り組む事が人脈です。例えばそれが、ボランティア活動でもいいですし、趣味のサークル活動でもいいですし、もちろん仕事でもオッケーです。

その人と何かをご一緒する事、そうしてご一緒している人がどれだけいるかが、人脈の広い狭いだと思います。

人脈が無いと仕事が出来ない?

更にこんな質問を受ける事があります。「人脈が無いと仕事は出来ないものですか?」と。これには、限りなくイエスと言いたいです。もちろん会社の中で与えられた仕事をしているだけの方に、人脈はすぐには不必要かもしれません。

しかし、どんな業務にも会社以外の横の繋がりが有ると、その業務も広がりを見せていきます。人脈によってご自身の仕事の幅を広げるチャンスだと思えば、積極的に広げていくべきだと思います。

裾野が広くなければ山は高くなりません。人脈によって様々なコラボレーションや情報収集を行い、新たな事業にもチャレンジし、裾野が広がった山を社内で高くしていかれたら良いのではないでしょうか。

人脈が要らない仕事

「自分の仕事は特に人脈が要らない」と仰る方もいらっしゃいます。「自分はインターネット回線の販売を、個人宅でしているだけだから、新しいビジネスチャンスは要らない」とか「自分は商品の設計をしているだけで、毎日会社の中で業務をこなしているから不要です」など、人脈不要説を唱える方もいらっしゃいます。

もちろん仰るように、無くても困らない事でしょう。今までも困らなかったから、人脈は不要と思われていたのだと思います。しかし、どんな場合でもチャンスは人脈の中に有ります。

インターネット回線の販売の方の例で言うと、人脈を開拓する事によって紹介が増え、売上が上がったり、販売の仕事をやりたいと言う人が現れて、自分の代わりにその人が売上に貢献してくれたり。

また、設計の仕事の方も、人脈を広げた事で、自社と他社の間で新たなアイデアが出てきて、共同開発やOEMの製品を手がける事となったり。

否定してしまうと可能性はゼロですが、可能性を見出しながら人脈を開拓すると、思わぬ所から新たな事柄が生み出される事があるのです。

自分磨きにもなる

しかし、結果的に仕事に結びつかなかったとしても、あなたの交友関係は広がり、その中から多くの学びを得る事は出来ます。人は知り合いや友達が多い方が、幸せを感じるという統計もあります。

また、様々な業界の方々との交流は刺激にもなりますし、自社だけの価値観で物事を考えるよりも、様々な会社の価値観を体感する事で、視野も広がります。

色々な人と出会い、その方々がどんな仕事をしているのか。世の中には意外な仕事があったりもします。そして、その人達の価値観に触れ、その人達の私生活や趣味を知ると、ひょっとするとあなたに新たな趣味や価値観、仕事観や人生観を与えてくれるかもしれません。

未婚の方は結婚相手が見つかるかもしれませんし、親友が見つかるかもしれません。人とのご縁は不思議なものです。人脈の中から、あなたの人生を変える出会いや発見が有るかもしれませんよ。

自分自身をオープンにしておき、様々な事柄を確率で考えるよりも、可能性で考えてみてはいかがでしょうか?