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就職氷河期の時代。就職活動に終わりなどあるのでしょうか?

就職活動に終わりはありません。なぜなら、就職が決まればそれで終わり、というわけではないからです。本当に大変なのは、就職活動をしている学生時代よりも社会人になってからです。

社会人になると、新人扱いはされるものの、ビジネスマナーや一般的な常識がないと、まわりからどんどん差をつけられてしまいます。学生時代のように授業があるわけではないので、自分を成長させるための努力や工夫をやめた時点で、同期からも後輩からも追い抜かれてしまうのです。

常に何かを吸収したい、学びたい、という気持ちがなければ、社会人としても1人の人間としても成長することはできないのです。

不安な気持ちになるのはなぜ?

就職活動に限らず、何か新しいことに挑戦する時は、誰だって不安な気持ちになります。学生だから、未熟だから不安になるのではなく、何歳になっても新しい事に挑戦する時は、希望の量と同じくらいの不安を感じるものです。

しかし、年齢を重ねることや、社会経験や人生経験を積むことで、不安の量を減らすことができるのです。不安の量が少なくなれば、それだけ希望の量が増えるのです。

不安の量を減らすためには、社会の一員となって、たくさん失敗することが肝心です。仕事や人生で成功の体験ばかりするよりも、挫折や失敗の中から、学べることのほうが多いからです。

大学3年生になり本格的に就職活動が始まった時、不安な気持ちは絶頂期を迎えます。その時、「なぜ自分は不安な気持ちになってしまうのだろう?」と疑問に感じる学生も多いですが、不安になるのは自分だけじゃないし、社会人になってからも、そのような不安は尽きないので、上手に付き合っていく術を身につけましょう。

焦る気持ちから強いプレッシャーやストレスを感じてしまい、ドロップアウトしたくなる衝動にかられることもあるでしょう。そんな時は、無理して就職活動を続ける必要はありません。そのような気持ちの時に無理して就職活動を続けても、良い結果を出すことはできないからです。

そんな気持ちの時こそ、普段とは違う環境で新しい自分を発見してみる旅に出てみたり、本屋に行って本との出会いを見つけてみたりするのが良いでしょう。

独立するということ

学生時代から1人暮らしで学費も自分で稼いでいた人は、学生時代から独立を果たしていますが、ほとんどの人は実家暮らしか、1人暮らしでも仕送りを受けているのが現状です。つまり、大学生までは親から支援を受けたり、まわりも、一人前じゃなくても学生だから仕方がないと大目に見てくれるのです。

しかし、社会人になってからは、たとえば新入社員でもお給料をもらっているという時点で、一人前の仕事をしないといけません。そのプレッシャーは思っている以上のものとなるのです。新入社員の時は、仕事のプレッシャーや人間関係の壁によって、不安や悩みが尽きない時期でもあります。

しかし、これを乗り越えることができなければ、その先に待っている、さらなる困難を乗り切ることはできないのです。就職活動も仕事も人生も「終わりはない」のです。

逆に言えば、終わりがあったらつまらないのです。終わりがなく、常に自分と向き合う、成長のチャンスを見つけたら徹底的に邁進するような姿勢こそが、社会人としても1人の人間としても自分を成長させてくれる要素となるのです。

物事の考え方を切り替える

学校でもバイト先でも就職した職場でも、人生が続く限りトラブルがなくなることはありません。人生も仕事も、どうやってトラブルを乗り越えるかが、最大の課題と言えるのです。トラブルがあるから辛い、苦しいと考えるのではなく、「このトラブルを乗り切ることができれば、絶対に自分を成長せることができる!」と考え方を切り替えることができれば、人生の見え方さえも変わってしまうのです。

単純に何事もプラス思考で考えるのではなく、マイナスなことも受け入れ、逃げずに戦い勝利して、そこから得るもの、学べることを全て吸収してしまうのです。

社会人になって大成している人は、必ず、多くのトラブルや失敗を経験し、それを乗り越えているのです。乗り越える術を知っているから、仕事も人生もタフに楽しみながら乗り越えることができるのです。

就職活動で自分がやっていること、自分の考え方に自信が持てない人に一言だけアドバイスをするとしたら「自分が信じてやりとげたことは、たとえ間違っていても必ず自分の経験として糧になっている」ということです。要するに、無意味な行動など1つもないということです。