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就職活動で使うカバンはあらゆる場面を想定してから選んだ方がよい

就職活動のために新しくカバンを新調する人は多いでしょう。おそらく、無難な黒やグレーでA4サイズが入るカバンあたりが主流になるのでしょうか。まあ、よくあるビジネスバッグを選んでおけば概ね失敗はありません。

しかし、同じビジネスバッグでも形や素材、機能には様々なものがあります。社会人になって実際に働き始めると、自分にとって便利なバッグとはどういうものなのかがハッキリとしてくるでしょう。業種や職種によっては大きめサイズが便利なこともあれば、薄型で頑丈なものがいいという場合もあります。

しかし、学生の就活においては、まず必要なのはあらゆる場面での使用に適したものです。では、どういうことに気をつけて選べばよいのでしょうか。

多機能過ぎるバッグは就職活動には向いていない

ビジネスバッグと一口に言っても、その機能やデザインはカバンによって違います。バッグのメイン部分が大きく開くものもあれば、二層三層に仕切られているものもあるでしょう。

さらには外ポケットがバッグの表裏両面にいくつもついているもの。中には側面まで含めた四面についている多ポケットタイプも見かけます。ポケットも含めて間仕切りが細かく仕切られているものは、必要に迫られていない限り就活にはあまり向いていません。

ポケットについてもなまじたくさんあるがために、あちこに分散して仕舞いこむのは考え物です。どこに何を入れたか忘れてしまうようでは意味がありません。またいろいろ入れすぎてボコボコしてしまうと、見栄えもかなりモタついてきます。

メイン部分については仕切りがなくても充分ですが、あってもせいぜい二層ぐらいが使い勝手が良いでしょう。また、外ポケットについてもやたらゴテゴテついているよりも、一つか二つあれば充分です。外ポケットが全くないとなると、それはそれで不便に感じることも。表面と背面に一つずつぐらいあると、スマホやパスケースなどをサッとしまえて便利でしょう。

軽さを追求することはけっこう重要なポイント

一口にビジネスバッグと言っても素材はいろいろです。中でもナイロン素材は革などに比べると、かなり軽量に作られていることが多いでしょう。しかし、同じナイロンバッグでも実際に持ってみると意外なほどに感じる重さに違いがあるもの。ぜひ手にとって実際の重みを体験してから決めましょう。

就職活動中は会社案内だなんだで、けっこうな量の紙類を持ち歩く機会が多くなります。紙って、まとまるとかなりの重量になるんですよね。真夏の炎天下の中をヒーヒー言いながら歩いていると、肩にかかるバッグの重みが拷問に感じられることも…。出来るだけしっかりとした作りでありながら、軽量のものを選んでおくとよいでしょう。

今時のビジネスバッグはこの点において非常に秀でたものが揃っています。それなりにカチっとした形でありながら、持ってみると「軽っ!」と声をあげたくなるほど軽量化が進んでいるのですから。しかもお値段も手ごろなものがたくさんあり、本当にありがたいことですね。

軽さだけを追求してペラペラのカバンを使うことは絶対にやめましょう。ビジネスバッグは床や地面に置いてもグラグラせずに安定していることは外せない条件の一つです。また、そういうカバンを選んでおくと、就職した後も仕事用として便利に使うことができますから重宝しますよ。

素材は全天候に対応でき、なおかつ手入れがしやすいものがベスト

ずばり言えば、ナイロン製や合成皮革が就活生にとっては一番楽なのは間違いありません。しかし、石油でできたカバンなど持ちたくない、やはり本革でなければ!という人もいるでしょう。

もちろん革製だってOKです。ただ、雨に降られたり炎天下を歩く可能性を考えたうえで、撥水性は持たせておくことをおすすめします。雨はわかるけれどなぜ炎天下?と思われるかもしれませんが、真夏に汗だくになるとけっこうカバンに染みたりするんですよ。さらには、涼みに入った喫茶店で足元に置いたカバンにうっかり水をこぼしてしまう――。こういうことは、なさそうで実は意外とあるものです。

ビジネスバッグを持つ時というのは、書類や名刺を受け取ったり提出書類を渡したりする際など、何かと足元に置く機会が多くなります。きちんと中味が守れるものを選んでおけば、何があっても安心ですね。

革製のカバンを使う人はきちんと撥水性をもたせるお手入れしておいた方がよいでしょう。革に傷をつけたくないから、書類を受け渡しする時もカバンを肩からかけたまま……。なんてことをすれば、マナーがなってないと思われることになりかねません。

そこまで傷をつけたくないのであれば、就活には使わないことが一番です。