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学生らしさを失わずに面接で好印象を与えるための5つのポイントとは

自己PRや志望動機の内容をどう練り上げるのか。面接対策の中で、それは重要な位置を占めていることでしょう。

しかし、内容にばかり気をとられ過ぎると大切なことが欠けてしまうことがあります。それは面接における態度そのものです。面接において、面接担当者が学生から受ける印象は内容と同等か、時にはそれ以上の比率で重視されるでしょう。

練りに練った内容であっても、話しをするあなたの与える印象が不採用の印を押させてしまうかもしれません。では学生として相手に好印象を与える態度・話し方とはどんなことに気をつけるべきなのでしょうか。

なんと言っても笑顔は最大の武器である

笑顔というのは、どの世代であっても相手に親近感を抱かせる効果があります。「いい子だな」と面接担当者に思わせたらしめたもの。多少内容が上手くまとめられなかったり言葉の途中で噛んでしまっても、爽やかな笑顔がそれらをすべて挽回してくれるでしょう。

笑顔は相手に好感を抱かせるだけではありません。面接で緊張してガチガチになったとしても、笑顔を作ろうとするだけで体をほぐす効果があるのです。口角は上げる努力をすればするほど上がりやすくなります。普段から笑顔を作る練習をしておきましょう。もちろん、相手をバカにするような笑いではなく、ニコっと爽やかな笑顔です。

姿勢の良さは若々しさをひきたてる

企業が学生に求めるもの。それは、元気の良さと礼儀正しさです。元気の良さは、活力に溢れて新しいアイディアを次々と生みだす力に通じます。礼儀正しさは、真摯に仕事に取り組む姿を連想させるでしょう。その二つを表すために、姿勢の良さは欠かせません。猫背でうつむきやすい学生からは、躍動的なパワーなどまるで感じられないのですから。

どんなに素晴らしいことを話したとしても、自信がなさそうに見えればすべてが台無しです。背筋をしゃんと伸ばして若者らしさをしっかりアピールしましょう。

ハキハキ話すことを心がける

大した中味のない話しであっても、ハキハキ快活に話しをされると、内容に対して好感を抱いてもらいやすくなります。逆にボソボソ話しても面接担当者に良いイメージを抱かせる可能性はほとんどありません。

滑舌に自信がない人は、意識してはっきりくっきりと話をするよう心がけなければいけません。日頃から大きく口を開け、一語一語くっきり明瞭に話す練習をしておきましょう。

また、終始同じ調子で話しをする棒読みは、相手に平板な印象を与えてしまうだけです。平板な印象は凡庸なイメージにつながりやすくなります。大きな声、小さな声、それから上手な間合いをとることで相手を飽きさせない会話を心がけましょう。

きちんと相手の目を見て話す

相手の目を見て話すことは普通のことだと思うかもしれません。しかし、これができていない学生がけっこういます。普段から相手の目を見て話をしていないと、ぶっつけ本番でなんとかしようとしてもまず上手くいきません。

どこを見ているのかわからない顔で話しをすれば、相手は自分に興味がないと思うでしょう。しかし目を見ることばかりを意識しすぎてしまい、やたらと目ばかりを凝視するのもいけません。相手におかしなプレッシャーをかけるだけで、不自然なことこのうえないからです。相手の目を見る合間に少し視線を下げたりすることも大切です。ごく自然な視線の移動ができるように日頃から心がけておきましょう。

また、相手の目を見て話をしていると、相手の反応をつかみやすいという利点があります。自分の話しに興味を持ってくれているのか。それとも、明らかにつまらなそうな表情になっているのか。それらを確認しながら話しができると、盛り上げるポイントがわかりやすくなるでしょう。

緊張とリラックスを使い分ける

話をしている間中、ずっと緊張しっぱなしでいると肩が凝るでしょう。実は相手も同じぐらい疲れるのです。会話というのはキャッチボールですから、ある意味それも当然と言えるのかもしれません。

緊張しながら話をするのはかまいません。しかし、もしも面接担当者が何か冗談を言ったりしたら、そこは素直に笑っておきましょう。そうやって緊張とリラックスを上手に織り交ぜることができるようになると、会話は活き活きとします。

緊張しっぱなしはダメですが、リラックスしっぱなしというのもいただけません。強心臓なので緊張したことがありません、と言う人がいますが、それは必ずしも効果的とは言えないのです。

面接の席で緊張しないことを「肝が座っている」と受け取ってもらえるとは限りません。「図太い」と思われたとしたら、印象としては悪い方に傾きやすくなるでしょう。一番良いのは緊張とリラックスを織り交ぜて、上手に緩急のつけられる態度です。