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好きな事を仕事にした方が良い?趣味と仕事のバランスは?

好きな事と仕事は別と言う人がいます。好きな事を仕事にすると成果が上がるという人もいます。

一体どちらの考え方がプラスに働くのでしょうか?好きな事と仕事のバランスを考察します!

好きな事と仕事

好きな事と仕事は別と言う意見の人は、好きな事を仕事にすると好きじゃ無くなるというのが論拠の様です。自分の内側から出てくる内発的な動機で趣味や好きな事をやりますよね。それが、仕事となった途端に、やりたい事では無く、やらなければならない事になると言う訳です。確かに、仕事になると、利益や期限などの制約が出てきます。その制約の中で行っていると、やりたいと言う気持ちだけではいけないのは理解出来る話ですね。

例えやすいので好きな事=趣味と表現しますが、今まで趣味だった事が、仕事に変わった途端に、趣味が一つ減るのでは無いかと考えられる方もいらっしゃいます。果たして趣味が仕事に変わると趣味は減ってしまうのでしょうか?

趣味と仕事は違う?

では、趣味と仕事は違うのでしょうか?例えば、あるピアニストに取材をした時にこんな会話となりました。ピアノは趣味でも有り、仕事でも有ると。しかし、仕事で弾く音楽と、趣味で弾く音楽は違うんだそうです。

仕事で弾く音楽は、コンサートのために引く曲。プロとして引く曲ですから、入念な準備をオーディエンスを対象に練習をします。しかし、同時に趣味としてのピアノという考え方もしているようで、こちらの場合は息抜きに自分の好きな曲を、自分の好きなように弾くんだそうです。プレイヤーもオーディエンスも自分と言う訳です。

好きな事だと耐えられる

結果的に、同じ内容でも趣味と捉えるか、仕事と捉えるかによって切り替えが出来る所がプロなのかも知れません。料理人が作る料理は、毎回お客様に出すだけのものでは無く、家庭で家族に喜んでもらえるために作る場合も有ります。それが好きな事だという料理人もいらっしゃいます。ですので、どうやら同じ事柄の中での切り分けがうまく行っているという事の様です。

ちなみに、脳科学によると、自分の好きな事、やりたい事、ワクワクする事を仕事にすると、成功しやすいんだそうです。仕事は必ず順風満帆にいくというものでは有りません。大抵は困難に直面するものですから、それを乗り越えられる心の強さは、好きな事をやっている人の方にアドバンテージが有るのです。

好きな事を仕事に出来る事自体が幸せな事なのかも知れませんが、自分に制限をかけずに、好きな事をやってみる癖付けは大切な事かも知れませんね。